Ray-Ban MetaやSpectaclesのようなスマートグラスは、普通のメガネによく似ており、その存在を知っていてもぱっと見では見分けがつかないことが多いです。しかし、スマートグラスでは手軽に動画の撮影が可能であるため、「気付かないうちにスマートグラスに盗撮されていた」といったケースが今後増加する恐れがあります。そんなスマートグラスの存在を検知・警告してくれるアプリが登場しました。
This App Warns You if Someone Is Wearing Smart Glasses Nearby
https://www.404media.co/this-app-warns-you-if-someone-is-wearing-smart-glasses-nearby/
A new app alerts you if someone nearby is wearing smart glasses | TechCrunch
https://techcrunch.com/2026/03/02/nearby-glasses-new-app-alerts-you-wearing-smart-glasses-surveillance-meta-snap-bluetooth/
スマートグラスの検出・警告を行ってくれるAndroidアプリが「Nearby Glasses」です。Nearby Glassesはスマートグラスが利用する無線通信規格であるBluetoothの信号に含まれる企業識別子を利用して、スマートグラスを検出します。
Nearby Glasses - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=ch.pocketpc.nearbyglasses

Nearby Glassesの開発者であるイヴ・ジャンルノー氏は、アプリのアイデアは「Ray-Ban Metaが入国審査や性労働者の撮影や嫌がらせに使用されている」という404 Mediaの報道を見かけたことがきっかけであると語っています。
ジャンルノー氏はNearby GlassesをAGPL 3.0で配布しており、GitHub上でソースコードも公開しています。ジャンルノー氏はNearby Glassesについて、「Bluetoothデータに含まれる企業識別子を利用するため誤検知が発生する可能性があります」と警告しており、具体的にはMetaのVRヘッドセットをMeta製スマートグラスと誤検知してしまうケースがあると説明しました。
GitHub - yjeanrenaud/yj_nearbyglasses: attempting to detect smart glasses nearby and warn you
https://github.com/yjeanrenaud/yj_nearbyglasses

ジャンルノー氏はスマートグラスについて、「耐えがたい侵害であり、同意を無視した恐ろしい技術」と評しています。
また、Metaがスマートグラスのデフォルト機能として顔認証機能を実装するという報道について、ジャンルノー氏は「これはある種のプライバシー侵害行為への巨大な扉を開くようなものだと考えています」とTechCrunchに語りました。
Nearby GlassesはBluetooth信号に含まれる企業識別子を利用して、MetaおよびSnapのデバイスを検出し、ユーザーに警告を発します。しかし、ユーザーが独自のBluetooth識別子を追加することもできるため、より幅広いウェアラブル機器を検出することも可能です。

実際、TechCrunchが特定のBluetooth識別子(0x004C)を追加したところ、Apple製デバイスを検出できるようになったと報告しています。
ジャンルノー氏はNearby Glasses向けの新機能を開発中で、iPhone向けアプリの需要はあるものの、実際に開発できるかは不明としました。