○約7割が「花粉シーズンに肌荒れ悪化」

花粉シーズンに肌荒れが悪化すると感じるか
花粉シーズン2〜5月頃に肌荒れが悪化すると「かなり悪化する」「やや悪化する」と回答した人は68.7%に達した。約7割が花粉と肌トラブルの関連を実感していることが分かった。
○最も気になる症状は「かゆみ」

花粉シーズンの肌荒れで最も気になる症状は?
花粉シーズンの肌荒れで最も気になる症状は「かゆみ」(38.3%)が最多。次いで「赤み」(25.0%)となった。「かゆみ」と「赤み」を合わせると63.3%に達し、アレルギー反応による症状が中心であることがうかがえる。
○肌荒れの対処は市販品が約6割

花粉シーズンの肌荒れに対して、どのような対処をしているか
花粉シーズンの肌荒れへの対処として、市販の保湿剤や塗り薬を使用している人は62.0%に達した。一方、皮膚科を受診した人は14.3%にとどまった。
○54.3%が「花粉皮膚炎」知らない

「花粉皮膚炎」という言葉を知っているか
「花粉皮膚炎」という言葉を知らない人は54.3%だった。症状や対処法まで正しく理解している人は12.7%にとどまり、認知不足が浮き彫りとなった。
花粉皮膚炎は、スギやヒノキなどの花粉が肌に付着することで起こるアレルギー性の皮膚炎。目の周りや頬、首など露出部位に赤みやかゆみ、ヒリヒリ感が出やすい。花粉飛散時期に一致して発症や悪化を繰り返す点が特徴とされる。
○受診しない理由は「市販品で十分」

花粉シーズンの肌荒れで皮膚科を受診しない理由
皮膚科を受診しない理由は「市販品で十分」(36.8%)が最多。次いで「皮膚科に行くほどではない」(30.9%)となった。
○医師コメント
アイシークリニックの郄桑康太医師は、花粉シーズンに肌荒れが悪化する人の多くは花粉皮膚炎の可能性があると指摘する。通常の乾燥対策だけでは改善が難しいケースも少なくないという。
花粉皮膚炎は、花粉が肌に付着し、バリア機能が低下した部分から花粉タンパクが侵入することでアレルギー反応が生じる。かゆみが強い場合や、市販薬で2週間以上改善しない場合は皮膚科受診が目安になる。
○花粉皮膚炎対策のポイント
花粉皮膚炎を防ぐには、花粉を肌に付着させない工夫と、付着した花粉を早めに除去することが基本となる。外出時はマスクやメガネ、帽子を着用し、帰宅後はすぐに洗顔やシャワーで花粉を洗い流すことが重要。洗顔はぬるま湯で優しく行い、こすりすぎを避ける。洗顔後は速やかに保湿剤を塗布し、バリア機能を維持する。
スキンケアは低刺激でアレルギーテスト済みの保湿剤を選び、化粧水→乳液→クリームの順で重ねづけして保湿を徹底する。メイクは薄づきを心がけ、クレンジングは肌に優しいタイプを使用する。症状が出ている部位には新しい化粧品の使用を避ける。
一方、かゆみが強い場合や掻きむしってしまう場合、市販薬で2週間以上改善しない場合、赤みや腫れが強く痛みを伴う場合、症状が顔全体に広がる場合、毎年同様の症状を繰り返す場合は皮膚科受診が目安となる。