「人を傷つけない笑い」の42歳芸人が“大先輩”と激論。「 #ママ戦争止めてくるわ 」を“気持ち悪い”と一刀両断
「人を傷つけない笑い」の42歳芸人が“大先輩”と激論。「 #ママ戦争止めてくるわ 」を“気持ち悪い”と一刀両断
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YouTubeチャンネル「ABEMA Prime #アベプラ【公式】」にその様子がおさめられた動画は、2月末時点で130万回再生を記録。コメント数は1.1万件を超えるなど、大きな話題を呼んだ。
◆リベラル終了に肯定的?
2人のやり取りのハイライトをまとめたい。冒頭、2月8日に投開票された衆議院選挙で、中道改革連合や共産党、れいわ新選組など、リベラル派とカテゴライズされやすい政党が議席を減らし、「リベラルは終わった」という空気感が強まっていることが議題に上がる。
その際、松陰寺は「『リベラルは終わったんじゃないか?』ってあったんですけど、僕はすごく肯定的に捉えていて」「“反権力ありきの政党”というふうに見えるし、『実際に自分たちがどういうことをやっていきたい』っていうのが有権者に刺さらなかったことが見えていない」とコメントした。
これにラサールは「『自民を批判することが悪い』みたいな風潮があるじゃないですか。でも、政権を監視し、良くないところは批判していくっていうのが野党の役割なんです」と反論。ただ、松陰寺が「(その役割が有権者に)伝わらなくなっている」と指摘すると、ラサールは「伝わらなくなったことは認めるけど、それが必要ないということではない」と強調した。
◆賛否両論のやり取り
また、コメント欄をはじめSNSでも最も注目されたシーンが、後半で軍拡が話題になった場面だ。選挙期間中、SNSでハッシュタグ「#ママ戦争止めてくるわ」が反響を集め、このムーブメントに乗る野党議員が散見された。このことに松陰寺は「僕はすごく気持ち悪かったんですけど。いかにも“今すぐ戦争をしようとしている日本”みたいな。そういうレッテルでしか、僕には見えなくて」と違和感を示す。
一方、自民党は軍拡を進めて戦争の抑止力を高めようとしているが、かえってその流れが戦争リスクを高めてしまうことをラサールは危惧しており、「防衛と言っておきながら長距離ミサイルという攻撃できるものを置く。そこが攻撃される可能性が増えるじゃないですか」と述べた。しかし、松陰寺は「(それを)言うべき相手は、ずっと軍拡している中国だったり、核ミサイル実験をしている北朝鮮。そちらに対する言葉が見えない」と疑問を呈した。
この一連のやり取りに対し、SNSでは「中国が日本の何十倍も軍事費をかけている点には触れず、日本は軍拡だ軍拡だと繰り返す。これが国会議員」とラサールに呆れた声を上げる人や、「自国の軍拡の話をしているのに。“だったら他国に軍拡するなと言え”は論点のすり替えでは」と松陰寺の返しを“論点ずらし”と指摘する人もおり、評価は二分していた。
◆広島出身芸人のコメントに絶賛
ラサール石井は議員になる前は芸人として活動しており、ある意味、芸人同士が軍拡に対する意見をぶつけ合った構図となった。昨年の番組で、芸人が軍拡についてコメントした印象的なシーンがある。
それは、2025年8月15日に放送された『真相報道バンキシャ!特別編 “終末時計”を早める世界のトップたち』(日本テレビ系)に出演していたアンガールズ・田中卓志の発言だ。
番組中、核兵器に対する考え方が議論された際、広島県出身の田中は「唯一の被爆国が、地獄みたいな状況を経験した国が、核を持ってしまうと『日本が持ったんだ』ということで、もっと世界中に核が増えると思う。そう考えたら、『日本が旗を振って核を持たない』ということを徹底してやっていかないと、終末時計はあっという間にゼロになる」と口にした。
戦争反対、さらには軍拡に対する否定的な姿勢を見せた田中。それだけではなく、日本が軍拡をしないことが世界の軍拡を抑止する可能性にも触れており、視聴者からは絶賛の声が寄せられていた。
田中の件もそうだが、松陰寺の発言によって結果的に政治に関心が向けられたことは事実だ。芸人という親しみやすい職業の人間が政治経済に関するコメントをすることは、国民の政治離れを引き止める有効なアイデアなのかもしれない。
<文/浅村サルディ>
【浅村サルディ】
芸能ネタ、炎上ネタが主食。好きなホルモンはマキシマム ザ ホルモン。-
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