■松永悠作記者
「記載台が設置されています。これらは実際の投票の際に使う本物だということです。」
市の選管の協力で、選挙本番と同じレイアウトの投票所が体育館に完成しました。
選挙で決めるのは、3月17日に開かれる自分たちの卒業式で最後に流れる曲です。有権者は、6年生の児童と担任の教師あわせて100人。大事な思い出の1ページをかけた本気の選挙に、子どもたちは。
■児童
「普段は選べないで先生たちが決めたりするけど、こういう自分たちで決められる機会はうれしい。」
候補となったのは、次の3曲です。
①卒業ソングの定番、「旅立ちの日に」。
②子どもたちに絶大な人気を誇る、Mrs.GREEN APPLEの「StaRt」。
③令和の卒業ソングとして若い世代に支持されている、SGの「僕らまた」です。
PTA会長や事務職員などが、立候補者として支持を訴えました。
■「旅立ちの日に」候補者
「中学校という未知なる世界へ踏み出す6年生の皆さんを、優しく照らす光となる曲です。」
■「StaRt」候補者
「こういう明るい曲で送り出されるのってよくないですか。じーんとした気持ちから、前を向けるような曲を選ぶのはいいと思う。」
■「僕らまた」候補者
「元気の曲も確かにいいです。いいんですが、卒業式はやっぱりバラード系のしんみりした曲が僕は好き。」
演説を聞いて、投票先を変えた子どももいました。
■「旅立ちの日に」から「僕らまた」に変えた児童
「演説を聞いて、いろいろ心が変わった。卒業という言葉は入っていないけど、別れの言葉が入っているからいいと思ってそれにしました。どきどきします。」
子どもたちは本物そっくりの投票用紙に曲名を書いて、1票を投じていきます。すべて初めての体験です。
■松永記者
「先ほどから開票作業が始まりました。その様子を子どもたちが真剣な表情で見つめています。」
そして、開票結果が出ました。
「僕らまた」77票
「StaRt」17票
「旅立ちの日に」3票
無効票3
当選を果たしたのは、77票を獲得した「僕らまた」でした。
■児童
「自分が選んだのにならなかったのは悲しいと思ったけど、まあそれでいいかなって。」
Q大人になったら選挙にいきますか?
「はい!」
「やっぱり、自分の意見を言うことは大切だと思った。『僕らまた』を聞きながら中学校でも頑張ろうと思います。」
■那珂川市選挙管理委員会事務局・鎌田 慎司 主任主事
「子どもたちが大人になった時に、きょうの授業のことを思い出してもらって、本番の選挙に行ってほしい。」
一票の重みを体感した子どもたち。3月17日の卒業式では、自分たちで選んだ楽曲と共に次のステージに旅立ちます。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年3月2日午後5時すぎ放送