第1戦は、アタランタが0-2でドルトムントに敗戦した。あとが無いなかでホームでの第2戦に臨むと、後半12分までに3連続得点。この時点で2試合合計3-2と第1戦から逆転に成功した。
だが、後半30分にはドルトムントに失点を喫して3-3と同点に。このまま90分が終わろうとしたなかで、試合は衝撃の展開へ。その様子を英『ザ・サン』が伝えている。
後半アディショナルタイム3分過ぎ、猛攻を仕掛けるアタランタはFWニコラ・クルストビッチがゴール前で待ち構えていると、その顔面にDFラミ・ベンセバイニの左足が直撃してしまう。クルストビッチは額から出血し、顔面は血だらけになった。
主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックを経て、当該プレーをモニターで確認する。そのまま判断を決めてピッチに戻ろうとすると、まず副審に抗議したドルトムントDFニコ・シュロッターベックにレッドカードを出した。さらに、すかさずアタランタ側のスタッフにもレッドカードを掲げた。
その後、主審は当該プレーに対してアタランタのPKと判定。さらに、ファウルしたベンセバイニにこの試合2枚目のイエローカードを出し、再三のレッドカード。後半アディショナルタイムの3連続レッドカードとPK判定に、スタジアムは大きく揺れた。
アタランタは獲得したPKをMFラザール・サマルジッチが決める。試合はそのまま終了し、アタランタが2試合合計4-3と大逆転で16強入りを決めた。
アタランタのラファエレ・パッラディーノ監督は「これはベルガモだけでなく、アタランタのファンの記憶にも残る歴史的な夜になる」と振り返る。「チームは何度も不利な状況から這い上がってきた。この勝利は信念と団結力の証だ。誰もが信じていなかった状況で、選手たちは限界を超えたパフォーマンスを見せた」と力を込めた。