現金はS&P500のように元本割れリスクがなく、必要なときにすぐ引き出せるのがメリットです。一方で、物価上昇時に価値が目減りする、ほとんど増えないなどのデメリットもあります。
どのようなバランスで資産を持つのかは難しいですが、基本的に数年以内に使うのであれば現金、15年以上使わないのであればS&P500などの
投資信託がよいとされています。
6~12ヶ月分の生活防衛費と数年以内に使う予定のあるお金は現金、しばらく使わない老後資金などはS&P500等での運用がおすすめです。お金を使う予定があるのが8年後や12年後など、すぐに使うわけではないけれど15年未満なのであれば、現金とS&P500をバランスよく持つとよいでしょう。
ただし、「現金だと全然増えないからもったいない」「株なんて怖くて
投資できない」と考える人がいるのも事実です。また、「使いたいときに半分になっていても耐えられる」という家庭もあるでしょう。
資産運用には絶対的な正解はありません。家計の状況や自分の性格などを考慮し、後悔のないようにしてもらえればと思います。
まとめ
一家の資産をほとんどS&P500連動の投資信託に入れているとしたら、現金の比率を増やす必要があります。S&P500をはじめとした投資商品には、暴落のリスクがあり、資産が約半分になる可能性もないとは言い切れないためです。
S&P500はよい投資商品ですが、元本割れリスクもあり短期的に見れば安全な資産ではありません。現金との比率を見直して、うまく活用しましょう。
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士