メイク時間は10分だけ 初デートを断られた40代婚活女性の外見
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40代で相談に来られる方も多いです。現在の日本で、40代で未婚の割合は、男性が約3割、女性が約2割にのぼります(2020年国勢調査、未婚=結婚したことがない人)。婚活が長期化して疲弊してしまっているアラフォ―以上の、リアルな状況をお伝えしたいと思います。
◆お見合いで断られてしまった40代女性の場合
まずは、幸子さん(仮名・40代半ば)のケースです。マッチングサービスで、お見合いをした時の話をしてくれました。
幸子さんが、お見合いの待ち合わせ場所に少し遅れて到着すると、すでに相手の人らしき男性が立っていました。
「コウジさん(仮名)ですか?」と声をかけると、相手は驚いた表情で幸子さんを見つめたといいます。
お見合い自体は特に盛り上がらなかったけれど、幸子さんは「選り好みしていられない」と思い、YESの返事を出しました。しかし、結果は相手からのお断りでした。
後日、幸子さんに、マッチングサービスに登録している写真を見せてもらいました。写真ではスカートを履いた、きれいめな服装。でも、実際に会った日の服装は、仕事帰りのようなブラウスとワイドパンツだったそうです。
推測ではありますが、男性の目には、写真と別人のように映った可能性は高いと思います。幸子さんは決して手抜きしたつもりはないけれど、相手からすれば「自分に会うためにおしゃれをしてきた」という印象を持ちにくかったのでしょう。
◆眉毛を描くだけのメイク
婚活で女性が断られる理由として最も多いのは、実は「写真と実物の印象が違う」ことです。
幸子さんのメイクは、ファンデーションを塗り、眉を描いているのがわかる程度。眉毛もやや時代を感じる形です。チークや口紅は使っていません。お見合い当日も、今と同じようなメイクだったと思う、と本人は話します。
幸子さんは目が大きく、顔立ちは悪くないのです。でも、朝のメイク時間は10分ほど。チークやコンシーラー、口紅は持っているものの、普段は使わず、日焼け止めとファンデーション、眉毛を描くだけで完成させているそうです。
婚活において、容姿が人気を大きく左右するという厳しい現実があります。幸子さん自身も、それは頭ではうっすらわかっているし、自分が「おしゃれに気を使っている女性」ではないことも理解しているようです。それでも、なぜ変えられないのでしょうか?
◆就職氷河期世代で、おしゃれする余裕もなかった20代
幸子さんは20代の頃、職場で「外見に気を使った方がいいよ」「女でしょ」と言われたことがあるそうです(20年前はこんな“不適切な発言”が平気でされていたのです)。当時のメイク時間は5分程度でした。
いわゆる就職氷河期世代の幸子さん、20代の頃は非正規雇用にもかかわらず責任だけが重いブラックな職場を転々としていました。生きることで精いっぱいで、おしゃれをする余裕はなかったそうです。
初めて正規雇用で働けたのは30代に入ってから。30代半ばで婚活を始め、少しずつスキンケアやメイクも見直し、20代の頃よりは時間をかけているといいます。
◆「おじさんとの出会いで、もう心を削られたくない」
婚活歴は長いけれど、活動ペースはゆるやかで、現在は月に1回イベントなどに参加する程度。
「本当に素敵だと思った人がいたときは、20分くらい時間をかけておしゃれしたこともありました。でも、この年になるとそういう人はほとんどいないし、いてもマッチングしません。若い頃は今より婚活の優先順位が高かったけれど、それでも結果が出なかった。今はもう、そこまで優先順位を上げられません」
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