19日、福岡市城南区に住む女性は
引っ越しのため、家族6人の荷出し作業に追われていました。
■女性
「家族が増えたので、住み替えをします。」
引っ越しをこの時期に決めたのには、理由がありました。
■女性
「次にお住まいになる方もいるので、その兼ね合いで、少しでも
引っ越し料金の安い時期に
引っ越したいねと買い主さんと話をして。」
毎年、年度替わりの前後が需要のピークとなる引っ越し。
この家族の引っ越し費用は10万円余りでしたが、担当者によりますと、3月末に引っ越した場合の費用は25万円ほどになるということです。
■女性
「子どもたちの転園、入園、入学で4月に出費がかさむので。良かったです、この時期で。」
福岡県篠栗町にある引っ越し業者の事務所を訪れると、見積もりの問い合わせが相次いでいました。
ピーク時は引っ越し費用が高くなるのを見越して、時期を前倒しする人が増えているのだといいます。
■スタイル引越センター・白川淳 社長
「午前9時23分で70件、問い合わせいただいています。1時間ちょっとで。」
この業者では、2月に入ってからの問い合わせが少なくとも1日に400件以上となっています。時期の希望によっては、断るケースも出てきているということです。
■白川社長
「ほかの引っ越し会社も同じくらい需要があると思いますので、すぐ満車になってしまう。きのうは大丈夫でも、きょうは満車というのはもう、当たり前に。」
引っ越し費用の比較サイトによりますと、家族・単身ともに繁忙期の費用は年々上昇しています。
ことしは、さらに値上がりすると予想されています。
こちらの業者は、なるべく料金を抑えようと企業努力をしているといいます。
■元木アナウンサー
「この段ボールは、どれぐらい値上がりしていますか。」
■白川社長
「倍くらいになっています。非常に厳しい状況が続いている。」
作業に必要な資材が高騰し、段ボールや粘着テープは10年前と比べると2倍以上になっているといいます。
さらに、トラックドライバーの労働時間の上限を定める「2024年問題」も影響していると話します。
■白川社長
「一日に引っ越しできる件数が1・2件少なくなってきています。その分、どうしても引っ越し料金に反映してしまう。」
一方で、引っ越し先をめぐっても変化が起きています。
福岡市の三好不動産の担当者は、市内の単身者用・ファミリー用いずれも、例年と比べてことしは選べる物件が少なくなっていると話します。
■三好不動産 賃貸営業部・田中大樹エリアマネージャー
「物件の数がものすごく少なくて、非常に苦戦しながらお部屋探しをしている状況です。」
その背景にあるのが、街の再開発などによる家賃の上昇です。
担当者によりますと、家賃が上がっていることで「広い部屋に住み替えよう」という人は減少しています。
物件にサイクルが生まれず、選択肢が少なくなっているということです。
■田中エリアマネージャー
「どうしても物件が見つからない場合、県外の実家から1か月間通勤されたり、2週間前後、ホテル生活をされた方も数多くいました。今の時期、ウィークリー・マンスリーのマンションも非常に空室が少ないので、早めに行動されることをお勧めします。」
新生活シーズンを前に、この春は、引っ越しも住まい探しも、例年以上に早めの準備が求められそうです。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年2月19日午後5時すぎ放送