現在は
インフルエンサー、経営者として多方面で活躍する彼女が、なぜ今、再びストリップの舞台に立つことを選んだのか。そこには、この4年間で培った経験と、
浅草ロック座という場所への特別な想いがあった。
今回は公演の合間に取材を行い、復帰公演にかける想いを語ってもらった。
◆「やってよかった」4年ぶりの舞台への手応え
--4年ぶりの復帰となりますが、今のお気持ちをお聞かせください。
上原:前回は
コロナ禍だったこともあり、どこか不完全燃焼なところがありました。今回は、すでに多くの外国の方が見に来てくださっているので、前回とは違いますね。特にアジア圏で仕事をしている関係で「海外のファンの方にも見てほしい」と思い、発信していました。まだ始まったばかりですが「やってよかったな」と、すでに思っています。
--周りの方からの反響はいかがですか。
上原:
インフルエンサーの友人や、ほかの仕事をしている女の子たちもたくさん来てくれて、「すごい勇気をもらえた」「ストリップのイメージが変わった」「活力になった」と言ってもらえました。男性が見るものだと思っていたけど、刺激になったと。
◆30代になっても女性は輝き続けられる
--Xのポストで「
美容・経営・表現のすべてを込めて」と書かれていました。具体的にはどのように反映されているのでしょうか。
上原:前回までの2回は、公演に対して自分の意見をあまり言わず、言われたことをやるという感じでした。自分のことしか考えていなかったんです。でもこの4年間でプロデュースや経営を経験して、それを生かしたいなと。今回は「日本の良さを伝えたい」というテーマがあったので、和装を取り入れることなどを提案しました。
--公演タイトルの「
ドールズ」にも特別な意味が?
上原:人形って言葉をしゃべれなくてもみんなに愛されますよね。それと同じで、言葉が通じない海外の方や、障害のある方など、すべて関係なく、この空気感で楽しめるのが
浅草ロック座だと思っています。その思いを込めて「
ドールズ」というタイトルにしました。
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美容面でも、この4年間での変化があったそうですね。
上原:前回の公演が終わった頃からトレーニングを始めて、もう4年になります。
美容サロンも経営しているので、
美容には特に力を入れました。最初に出演したのが20代前半で、今は30代中盤。30代になっても女性は輝き続けられるんだという、女性への勇気や活力に少しでもなればいいなと思っています。
◆裸になる必要はあった?
--4年前の記事で、記者から「正直、なにも裸になる必要はない気もするのですが」という問いがありました。多方面で活躍されている今、改めて同じ質問をさせてください。
上原:必要があったかと言われたら、ないのかもしれません。今の仕事の中で脱ぐ必要があるものはしていないので。でも、自分が持っているもので、日本の良さをいろんな人に伝えていきたいんです。私はこの
浅草ロック座という場所の、あの空気感や音、照明、言葉では伝わらないものが溢れている空間が、本当に好きで。
◆ロック座に出演する意味
--海外でも活躍されている今の上原さんだからこそ伝えられることがある、ということですね。
上原:それを発信していくのが自分の役割なのかなって。日本の昔からの伝統の良さを海外の方にも伝えたいし、もちろん日本のストリップを知らない層の人にも知ってほしい。だから、私が自分を使って表現していくことに意味があると思います。これはロック座だからやることで、公演が決まってから
グラビアなどのオファーは全部断っているんです。セクシー女優復帰についても聞かれることがありますが、それとはまた別の話。足を運ばないと見られない価値がここにはありますから。
◆ロック座は「エンターテイメントの最終形態」
--上原さんにとって、ロック座とはどんな場所ですか。
上原:エンターテイメントの中で、本当に“最終形態”だと思っています。歌やダンスなど、表現の方法はいろいろありますが、自分の体を全部見せて表現していくというのは、究極のエンターテイメント。唯一無二というか……これ以上のものはないじゃないですか。それが
浅草ロック座の良さですし、ここに出ることで、私はやっぱり表現することが好きだなって改めて感じています。
--では最後に、これから舞台を見る方に「ここに注目してほしい」というポイントを教えてください。
上原:特定のシーンだけではなく、本当に最初から最後まで全部通して見てほしいです。それで一つの「
ドールズ」という作品になっているので。個人的にはフィナーレが、みんなの気持ちが一つになった感じがしてすごく好きです。
浅草ロック座は毎日同じ公演を繰り返す中で、1日1日成長していける場所。
千秋楽となる2月28日に完成すると思っているので、この後の公演でどのように仕上がっていくか、自分自身も楽しみです。
取材・文/日刊SPA!取材班