一方、敗れた八王子学園八王子高だが、伊東純希HCは大会5試合を振り返り、「Bユースや海外チームとの対戦は、個々の能力の高さや、ゲームに臨むメンタリティの違いを学ぶ貴重な機会となりました」と発言。続けて「特に海外チームの選手たちが見せるゲームへのリスペクトや勝利への強い決意は、日本の選手たちも学ぶべきものだと感じました。1月から始まった新チームで、試合経験の少ない選手たちが、今大会を戦い抜いた。なかなかできない経験は今後につながるはずです」と新チームへの期待を語った。
八王子学園八王子高#31オビは高い身体能力を生かして活躍【(C)B.LEAGUE】
[5位決定戦] 北海道 U18が逆転でSR渋谷 U18との接戦を制す
レバンガ北海道U18 (グループB3位)とサンロッカーズ渋谷 U18(グループB4位)は、予選グループの初戦でも対戦。その試合では後半、流れを掴んだ北海道 U18が77-60 で勝利している。
. 「インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025」での負けもあり、リベンジに燃えるSR渋谷 U18は、立ち上がりからボールマンに激しいプレッシャーをかけると、#10棚橋康成がオフェンスをけん引しリードを掴んだが、北海道 U18も#9西村優真が引っ張り、簡単にリードを広げさせなかった。第1クォーターは、SR渋谷 U18が19-15とリードしたものの、ハーフタイムでは1点差に。そして第3クォーターに入っても一進一退の展開が続いた。ペイントアタックから得点につなげる北海道 U18に対して、SR渋谷 U18は#47山野井皓が連続3Pシュートを決めるなどでリードを守っていたが、クォーター後半に入ると北海道 U18のディフェンス強度がアップ。SR渋谷 U18に距離のあるシュートを強いて確率を下げると、#9西村がペイントアタックから得点。さらに#6木村颯太、#4中川稟太郎が3Pシュートを射抜き、51-43とひっくり返して最終クォーターを迎えた。
負けられないSR渋谷 U18は、ボールマンプレッシャーを強めて失点を防ぐと、#25古河シェーン、#10棚橋が得点につなぎ、残り4分に#47山野井のミドルジャンパーを沈めて4点差とした。しかし、追い上げもここまで。北海道 U18は#6木村、#10米谷碧が技ありレイアップで加点すると、最後に#11安藤煌太朗が3Pシュートも沈め、62-54で競り勝った。
存在感を発揮した北海道 U18#9西村(右端は齋藤拓也HC)【(C)B.LEAGUE】
最後は勝利して終わった北海道 U18。齋藤拓也HCは今年のチームについて「今年の3年生は精神的な波が大きく、言わば苦労した代でした。それがインフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025で準優勝するまで勝ち上がり、今大会でもしっかり接戦を勝つまでに至った。これは想像していなかったものです」と選手の成長を感慨深げに振り返った。#11安藤と共に1年生から試合に出続けた#9 西村にとっても、その過程は印象深いようで「シーズン序盤を考えると、修正力や対応力など本当によくなったと思います」と語ると、「1年生の時にチャンピオンシップで優勝し、全員で喜びを分かち合った経験があったからこそ、昨年の敗退や今年の結果には悔しい思いもあります。それでも、最後の試合を勝利で締めくくれて良かったです」と3年間を総括した。すでにユース優先交渉権でトップチームとの契約が発表されている#9 西村は、「スタメンを勝ち取れるように成長したいと思っています。そして目標である日本代表に入って、世界と戦えるような選手になりたいです。まずはチームメイトに負けないように、若さを生かしてハッスルして頑張っていきたいです」とさらなる高みを見据えた。
敗れたSR渋谷 U18のキャプテン、#15甲斐達弘は「勝って終わりたいという気持ちが強すぎて焦りが出てしまいました」と敗因を分析。「チームとしてはインフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025を通して、個々の力とチームの構造がうまく噛み合ってきました。特にインフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025で3位という結果を残せたことは良かったです。個人的にはやれるだけのことはやれたと思います」と悔しさを堪え、前を向いた。
6位のSR渋谷 U18は、下級生メンバーが多く来年度が楽しみなチームだ【(C)B.LEAGUE】
[7位決定戦] B.LEAGUE U18選抜が意地の勝利
B.LEAGUE U18選抜(グループA3位)と大阪エヴェッサ U18 (グループA4位)が対戦。予選グループ戦の対戦では勝利したB.LEAGUE U18選抜は第1クォーター、#15梶原悠真(滋賀レイクスU18)が4ポイントプレー、#4プラット聖也(長崎ヴェルカ U18)の3ポイントプレーなど効率良く得点。2桁のリードを作ったが、第2クォーターに入ると大阪 U18のリズムがよくなる。
「点差が離れそうなタイミングだったので、3Pシュートで効率よく点を取りたいと思っていました。そこは自分の役割でもあると思って、迷いなく打てました」と語ったのは、このクォーターで3本の3Pシュートを沈めた#19中石昊希。さらに#20山縣奏太も得点源となって開始4分で16-7というランを作り、9点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
後半に入っても互いに見せ場を作る流れに。大阪 U18は#21羽田瑛人が合わせのプレーから得点、さらに3ポイントプレーなど流れを作ると#20山縣、#8山本大扇が続き、さらに#19中石がまたもシュート力を発揮。差を詰められたB.LEAGUE U18選抜は#14⾼橋秀成(U18川崎ブレイブサンダース)の連続得点、#11丹野路和(仙台89ERS U18)、#15梶原の3Pシュートで突き放す。何度となく1桁差まで迫った大阪 U18だったが、B.LEAGUE U18選抜が84-77で逃げ切った。
B.LEAGUE U18選抜は3年生メンバーがチームをけん引した【(C)B.LEAGUE】
敗れたものの、チームトップの21得点を叩き出した大阪 U18の#19中石は「連戦でコンディションが悪い中、お互いに全力を出し切れた試合だったと思います。インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025では、ベスト4に入ることができ、センターコートでのプレーも経験できました。エヴェッサで過ごした時間は、非常に内容ある時間でした」と晴れやかな表情でコートを後にした。
コンディション不良者が出て苦しんだ大阪 U18だが、最後まで戦い抜いた【(C)B.LEAGUE】
■インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026
【開催日程】
予選リーグ : 2026年2月10日(火)~12日(木)
決勝トーナメント/順位決定トーナメント : 2026年2月14日(土)~15日(日)
※2月13日(金)は、チーム交流プログラムを実施
【会場】 国立代々木競技場 第二体育館 (東京都渋谷区)
【特設サイト】 https://www.bleague.jp/u18-Internationalcup/2026/
【出場チーム】
[グループA]名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18/大阪エヴェッサ U18/B.LEAGUE U18選抜チーム/Victoria州選抜 U18 (オーストラリア)
[グループB]レバンガ北海道 U18/サンロッカーズ渋谷 U18/八王子学園八王子高等学校/ALBA Berlin U18(ドイツ)
【大会形式】2グループ (1グループ4チーム) に分かれて予選リーグを開催。予選リーグの順位をもとに決勝/順位決定トーナメントを実施。
【配信】B.LEAGUE公式YouTube
https://www.youtube.com/c/BLEAGUE
■インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026
【試合結果】
[2月10日(火)]
[No]試合開始時間 グループ 対戦カード
[1]9:30[グループA] 大阪 U18 57-80 名古屋D U18
[2]11:15[グループB] SR渋谷 U18 60-77 北海道 U18
[3]13:00[グループA] B.LEAGUE U18選抜 61-92 Victoria州選抜 U18
[4]14:45[グループB] 八王子 53-98 ALBA Berlin U18
[2月11日(水)]
[No]試合開始時間 グループ 対戦カード
[5]9:30[グループA]名古屋D U18 90-51 B.LEAGUE U18選抜
[6]11:15[グループB]北海道U18 65-75 八王子
[7]13:00[グループA]Victoria州選抜 U18 121-55大阪 U18
[8]14:45[グループB]ALBA Berlin U18 99-57 SR渋谷 U18
[2月12日(木)]
[No]試合開始時間 グループ 対戦カード
[9]9:30[グループA]Victoria州選抜 U18 81-72 名古屋D U18
[10]11:15[グループB]ALBA Berlin U18 115-42 北海道 U18
[11]13:00[グループA]B.LEAGUE U18選抜 78-64 大阪 U18
[12]14:45[グループB]八王子 67-63 SR渋谷 U18
[2月14日(土)]
[No]試合開始時間 ラウンド 対戦カード
[13]9:30順位決定トーナメント/SR渋谷 U18(グループB4位) 63-57 B.LEAGUE U18選抜(グループA3位)
[14]11:15順位決定トーナメント/北海道U18 (グループB3位) 71-62 大阪 U18 (グループA4位)
[15]13:00準決勝/Victoria州選抜(グループA1位) 80-52 八王子(グループB2位)
[16]14:45準決勝/ALBA Berlin U18 (グループB1位) 93-65 名古屋D U18(グループA2位)
[2月15日(日)]
[No]試合開始時間 ラウンド
[17]9:30 7位決定戦/B.LEAGUE U18選抜(グループA3位) 84-77 大阪 U18 (グループA4位)
[18]11:15 5位決定戦/SR渋谷 U18(グループB4位)54-62 北海道U18 (グループB3位)
[19]13:00 3位決定戦/八王子(グループB2位) 74-93 名古屋D U18(グループA2位)
[20]14:45 決勝/Victoria州選抜(グループA1位) 84-73 ALBA Berlin U18 (グループB1位)
大会結果/チーム表彰
【優勝】 Victoria 州選抜 U18
【準優勝】 ALBA Berlin U18
【3位】 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18
【4位】 八王子学園八王子高等学校
【5位】 レバンガ北海道 U18
【6位】 サンロッカーズ渋谷 U18
【7位】 B.LEAGUE U18 選抜チーム
【8位】 大阪エヴェッサ U18
個人表彰
【M I P】
レバンガ北海道 U18 #4 中川稟太郎
サンロッカーズ渋谷 U18 #15 甲斐達弘
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18 #2 若野瑛太
大阪エヴェッサ U18 #8 山本大扇
B.LEAGUE U18 選抜チーム #6 阿部真冴橙
八王子学園八王子高等学校 #0 セハセダト・ニャン
Victoria 州選抜 U18 #13 アレクザンダー・グレイ
ALBA Berlin U18 #10 フィン・ボーシャーノースキ
【(C)B.LEAGUE】