FC東京対
浦和レッズの立ち上がりに浦和がゴールネットを揺らすも、8分以上にわたるVARチェックの末にゴール取り消しとなる事象が発生した。
この試合の前半10分、浦和が右サイドからのFKを獲得した。MFマテウス・サヴィオが蹴ったボールにニ
アサイドのDF
関根貴大がジャンプで反応。通過したボールはゴール前にこぼれると最後はMF柴戸海が押し込んで浦和が先制点を奪ったかと思われた。
ただサヴィオが蹴った時点で関根はオフサイドポジション。その上で関根はジャンピングヘッドを狙っていたが、映像では関根がボールに触れているかは微妙だった。
もっとも関根がボールに触れていなかったとしても、
FC東京の選手に影響を与えるような動きをしたものと判断すればオフサイドが成立するため、この点もVARチェックの考慮事項になったとみられる。複数の確認すべき事項があり際どい事象ではあったとはいえ、VARチェックに要した時間は異例の8分超えとなった。
最終的に主審はVARからの情報を受け、オフサイドでゴール取り消しと判定。中継映像で示されたVARが生成したオフサイドライン画像によれば、関根ではなく柴戸がオフサイドの対象となったようだ。したがって関根はボールに触れていなかった、もしくは触れた証拠がないと判定されたとみられる。その上で柴戸もオフサイドポジションだったため、ゴールが認められなかった。
この対戦カードでは昨年5月の一戦でも8分を超えるVARチェックが発生した。当時も浦和のゴールをめぐって浦和の選手がボールに触れていたかが争点となり、加えてハンドの可能性も浮上。このときは浦和のゴールが認められ、JFA
審判委員会も「すべての
カメラ映像を1個ずつ出して確認して、それをもってしても『絶対触れている、腕に当たっているとは判断できない』として最後(ゴールを)コンファーム(確定)したことは正しい」と説明してVARがゴール判定を修正しなかったことは適切だったと見解を示していた。