かつてユナイテッドの主将を務めたスティーヴ・ブルース氏は、『
BBC』の取材に対し「これこそがオールド・トラッ
フォードの真髄だ」と興奮気味にコメント。特に決勝ゴールの場面については、フェ
ルナンデスのフェイントを「異次元のスキル」と評し、シェシュコのファーストタッチを「別格だ」と絶賛した。最後まで勝利を諦めない姿勢に、サー・
アレックス・ファーガソンが築いた黄金時代の面影を重ねている。
キャリック監督の手腕で際立つのは、豊富なアタッカー陣を見事に機能させている点だ。フェ
ルナンデスは直近3試合で4アシストと創造性を発揮し、マテウス・クーニャやパトリック・ドルグも着実に結果を残している。これまで出場機会が限られていたシェシュコが決定的な役割を果たした一方で、得点こそないもののアマドが攻守両面で献身的な働きを見せるなど、選手層の厚みを最大限に活かした采配が光る。
キャリックが植え付けた「不撓不屈の精神」は、混迷を極めていたチームに再び魂を吹き込んだ。かつての恩師から受け継いだ勝者のメンタリティは、確実に選手たちへと浸透している。現在の戦いぶりは、リーグ終盤戦に向けて大きな脅威となるだろう。その手腕から、今後も目が離せない。