◆1人5万円の高級フレンチコースから
銀座の高級クラブで2次会が恒例化
「CBD(カンナビジオール)という大麻由来成分を活用した化粧品の共同研究開発をしてもらいたくて、日本中小企業団体連盟(中団連)という組織の紹介で、佐藤と、その教え子にあたり、当時は東大特任准教授だった吉崎歩(25年に退任/1月26日時点で
収賄容疑で書類送検)とお付き合いさせてもらうようになったんです。それをきっかけに中団連の支援も受け、東大のなかに『臨床カンナビノイド学社会連携講座』を立ち上げさせてもらい、CBDに関するシンポジウムも開催させてもらいました。その過程で私が過剰といえる接待をしてしまったのです……」
引地容疑者が佐藤・吉崎両容疑者と密に付き合うようになったのは2023年以降のこと。その年の2月14日に東京・日比谷の高級フレンチに呼び出されたという。
「連携講座の運営や研究の方向性について初めて3人だけで話し合いました。また、研究を円滑に進めるために『このような食事会を定期的に開催しましょう』という話もされました。2人は公務員に準ずる立場なので私がその場の会計をしてもいいものか迷ったのですが、会計時には2人とも伝票を見ようとしませんでした。ならばと、私が手に取ると、吉崎が『ありがとうございます』と謝意を伝えてきた。そのときに、2人はこういう場に慣れているのだな、と感じました」
この日のお会計は15万6000円。以降、2人は月2回の“打ち合わせ”を求めるようになったという。引地容疑者が2回目の打ち合わせの2次会会場として
銀座の高級クラブをチョイスすると、高級飲食店からのクラブ通いが恒例化した。
「1次会で10万円程度、2次会のクラブで40万〜60万円。それが月2回なので、毎月100万円以上を接待に費やしました。でも、東大の名を将来開発する商品に活用できたら、簡単に回収できると思っていた。吉崎から『佐藤先生は短気で気難しく、機嫌を損ねると、すぐにプロジェクトをひっくり返す』と聞かされていたこともあって、何とか共同研究を続けてほしいという一心で接待を続けたのです」
◆「
銀座のオンナはヤレないのか?」高級クラブから高級ソープ接待へ
24年からは、さらに接待要求はエスカレートしていった。
「24年3月に佐藤と吉崎を連れて、知り合いがタイで運営している大麻草栽培施設の視察に現地まで行ったんです。そこで、その知り合いが2人をいわゆる“連れ出しバー”のようなところで接待しまして……それを2人がいたく喜んだ。帰国後は『
銀座のクラブの女はヤレないのか?』と言いだしたので、そこから私が吉原の高級ソープランドを探して連れていくようになったのです」
2時間8万円の高級ソープ接待は、佐藤・吉崎両容疑者のハートと下半身を鷲摑みにした。あまりにもハマりすぎてトラブルも生じた。