key thingは「鍵となる要のこと」という意味。実践的なことで「これが大事です」と説明したいときなどに役立つ言い方で、たとえば、何かのコツを教えたり、実務を説明したりする場面でよく使われます。
The key thing is to continue exercising every day.
(重要なのは、毎日エクササイズを続けることです。)
The crucial thing is . . .
The crucial thing is . . .(最も重要なのは…です。決定的に大事なのは…です。)
crucialはimportantよりも強い印象になります。「とりわけ大事なのは…」ということです。
The crucial thing is to lock your belongings.
(最も重要なのは、自分の持ち物に鍵をかけることです)
The (main) point is . . .
The (main) point is . . .(要点は…です。重要なのは…です。)
「いろいろあるけれど、要するにこれが大切なのです」といった意味を伝える言い回しで、論理的に説明するときによく用いられます。mainが入ると、要点をよりしぼって「何より大事なのは…」という感じになります。
The main point is that you need to get at least eight hours of sleep.
(肝心なのは、睡眠を少なくとも8時間とる必要があるということです)
What matters most is . . .
What matters most is . . .(いちばん大切なことは…です。)
感情や価値感など、気持ちが伴うときの表現です。What matters is . . .とも言いますが、mostがつくと「最も大事なのは…」と大切さが強調されます。
What matters most is that my son is happy.
(いちばん大切なのは、私の息子が幸せだということです)
What counts most is . . .
What counts most is . . .(いちばん大事なのは…です。)
努力を評価したり、励ましたり、慰めたりするときにしばしば登場する言い方です。これもmostのないWhat counts is . . .でも使います。
What counts most is that you crossed the finished line.
(いちばん大事なのは、あなたがゴールまで走り切ったということです)
What you need to remember is . . .
What you need to remember is . . .(あなたが覚えておくべきなのは…です。)
アドバイスや指示をしたり、注意を促したりするときに便利なひと言。大切な情報を選んで論理的に伝えている印象を与えます。
What you need to remember is that your passwords must be unguessable.
(覚えておくべきなのは、あなたのパスワードは推測されないものでなければいけないということです)
★相手に説明したあとで、「持ち帰ってほしい結論は…です」と言いたいときには? The takeaway is . . .
「持ち帰ってほしい」、つまり「大事なことだから覚えておいてほしい」という意味で、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使える言い方です。
客観的に言うときにはThe takeaway is . . .ですが、自分が学んだこととして言うときにはMy takeaway is . . .となります。
2番目の例文は、『天才バカボン』のパパの「これでいいのだ」から得た私の学びです。
The takeaway is that small efforts add up over time.
(覚えておいてほしい大事な点は、小さな努力が時間とともに積み重なっていくということです)
My takeaway is that I’m OK with what it is.
(私が学んだことは、私はこれでいい、ということです)
執筆者 リサ・ヴォート
アメリカ・ワシントン州出身。メリーランド州立大学で日本研究準学士、経営学学士を、テンプル大学大学院で TESOL(英語教育学)修士を取得。専門は英語教育、応用言語学。2007年度 NHKラジオ「ものしり英語塾」で講師を務める。現在、青山学院大学非常勤講師。また、写真家としても活躍している。『知ってる英単語で広がる英会話』『CD BOOK ネイティブ感覚で もっと伝わる日常英語』(ともにNHK出版)など著書多数。
※記事公開時点での情報です
■NHKテキスト ラジオビジネス英語 2026年2月号より