本作品は、世界一有名な“少女”として名高く、2012年から13年にかけて東京と神戸で約120万人が来場した「マウリッツハイス美術館展」(朝日新聞社など主催)以来、14年ぶりの来日となる。本作品を所蔵する
オランダ・ハーグにあるマウリッツハイス美術館は、現地で鑑賞してもらうという方針のもと、原則、本作品を館外に貸し出していないため、日本で鑑賞できる機会は最後となる可能性があるという。展覧会の詳細は2月下旬ごろに発表予定。
「真珠の耳飾りの少女」は17世紀
オランダを代表する画家の一人、ヨハネス・フェルメール(1632〜75年)により1665年ごろに描かれた。フェルメールは光の表現の達人であり、本作品では、少女の柔らかな顔のぼかされた輪郭線と、濡れたような唇、そして真珠の輝きに彼の手腕が発揮されている。またターバンの鮮やかな青は、ラピスラズリという貴重な鉱石から作られた顔料によって描かれており、フェルメールはこの色を好んで使っていたため、別名「フェルメールブルー」とも呼ばれている。
本作品を所蔵するマウリッツハイス美術館のマルティネ・ゴッセリンク館長は「当館には毎年、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》を愛する何千人もの日本人観光客が訪れます」とコメント。また、「当館にとって、この《少女》の旅は、日本の皆さまに彼女を送り届けられる、おそらく最後となるであろう特別な機会です」とコメントしている。