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「冬、ゴキブリはどこにいる?」大掃除で一掃しよう!「侵入を防ぐに…
RSK山陽放送
【大掃除でゴキブリを撃退する方法】
(東洋産業 大野竜徳さん)「おうちの中だと…・冷蔵庫・電子レンジなどキッチン回りのモーター周辺・給湯器、室内機の裏側・キッチン収納やシンク下の奥・風呂・洗面の配管スペース・古い本棚や紙袋、新聞、段ボールのストック場所こういったところは、ゴキブリにとって、快適な冬の別荘かもしれません。活動量は減っても、そこに潜んで越冬し、部屋が暖かくなって電気が消えるとこっそり動いていることがあるのです」
(東洋産業 大野竜徳さん)「ところで、ゴキブリのご先祖様をたどると、恐竜より昔から栄えていました。その昔は肉食の昆虫だったそうですが、何を食べるかによって進化の方向が変わりました。肉食を維持したものはカマキリに、腐植食になったものはシロアリに、何でも食べられる雑食になったものはゴキブリに、…という風に分かれていったとされます。ゴキブリの化石も見つかっており、ほとんど姿を維持したままの『生きた化石』でもあるのです」
「そんな昔の、森林に生きていたゴキブリのご先祖様。ご先祖様から今へと続く中で、ゴキブリには好きな場所があります。キーワードは「木」。冬のゴキブリは「落ち葉の下」や「木の洞」などにも多く潜んでいて、「木でできた建物」や「木を加工してできている紙や段ボールの隙間」は、特にゴキブリが潜みやすいポイントです。おうちの外でも、こういったところはゴキブリの住処になりやすいので気を付けてください。
住処になったところは、黒くポロポロとした粒状や水滴が乾いたような糞がつき、イヤーなゴキブリ臭が…。」
(東洋産業 大野竜徳さん)「そんなゴキブリ、冬でもおうちの中で見かけることがあるのには、理由があります。ゴキブリは、春が来るまで目を覚まさず、冬の間ぐっすり眠っているわけではありません。冬は寒くて動けなくなっているだけで、暖かければ活動します。暖房の効いた家、24時間暖房のマンション、温かいキッチン周りでは活動していることもありますおうちの中でも見かけるゴキブリは、大きく分けると二つのタイプがいます」
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・おうちの外でも、中でも、行ったりきたりもするもの〇クロゴキブリ…日本の一般家庭で最も多い大型種!暖かい室内で小規模に活動して越冬、おうちのまわりにも。クロゴキブリの見分けはちょっと厄介。同じクロゴキブリでも、大きくて黒くて翅(はね)があってツヤツヤしたものが思い浮かぶかもしれませんが、ゴキブリの卵、産まれたてからしばらく経つまでの若齢幼虫、大きく育った中齢幼虫、成虫と4つの姿を覚えておいてください。
〇ヤマトゴキブリ…黒・こげ茶で控えめ、クロゴキブリよりも自然豊かなところで見られがち、まれにおうちの中でも見かける
〇ワモンゴキブリ…南方系の大型種、関西以西で増加 温暖化で勢力拡大中 都市部のマンションや下水道で増加中クロゴキブリよりさらに大型で、温暖化が進んだ今、建物内で越冬できるため、警戒したい種類
〇トルキスタンゴキブリ…南方系で増加スピードが速め、都市部や港湾部を中心に静かに増殖中で見かける機会も増えました。爬虫類のエサ「レッドローチ」として販売もされています。
〇チャバネゴキブリ…小型で茶色、飲食店やマンションで多い 冬でも普通に活発。最警戒!これを見かけるということは家の中にゴキブリの巣があるということ。マンションやビルに多い種類で、特に飲食店などでゴキブリといえばこっち、数も多くて厄介。暖かい室内では冬でも元気。食品工場や飲食店の「常連」で、残念ながらもって帰ってしまうと家庭でも電子レンジや冷蔵庫付近に潜みます。チャバネゴキブリは、寒いところがとても苦手。日本の冬は越せないとされており、屋外にはいません。屋内だけで育ち、持ち込まれてやってきます。
〇モリチャバネゴキブリ…チャバネゴキブリと見た目はそっくりで、こちらは落ち葉の下などに住みますが、家の中で悪さはしません。
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(東洋産業 大野竜徳さん)「ちょうどこれからは、大掃除の時期ですね。今、ゴキブリはとても寒い冬を乗り切るために、その姿を潜めています。春に暖かくなったと同時にゴキブリも動き出します。対策を行うのは今がチャンスです。逃げても増えないし、エネルギー切れで越冬を失敗させることができ、数も少ない。冬のうちにこんなことをイメージしてやっておくべき対策をいくつかご紹介します」
〇エサと水を断つ冬も活動するゴキブリの命綱は、「食べ物」と「水分」。特にゴキブリは、10日食べないよりも、数日水がないほうがしんどい生き物です。
・シンクに残った水分を、拭いたり、切ったりして乾燥させることを習慣化・三角コーナーの生ゴミは、水気ごと密閉して捨てる・ペットの餌の置きっぱなしをやめる・換気扇フィルターやコンロ周りの油汚れをリセットする
水と油がある場所は、ゴキブリのレストラン。ネズミも油をなめにやってきたりします。そんな生き物たちの集まるレストランは、先に閉店してしまいましょう。
「一戸建てはもちろんですが、特にマンションなどの高層階では、配管スペース(PS)や排水経路からの侵入が目立ちます。・シンク下の配管まわりのすき間をパテや防虫キャップで塞ぐシンク下から、何となく湿った嫌なにおい…絶対にそこに隙間があります。すき間はゴキブリにとっての抜け道。大掃除のついでに点検とDIYで通行止めにしましょう。・冬は置き餌で十分寒い冬はゴキブリの行動範囲が狭まり、巣や潜伏先から遠出をしません。巣や行動範囲の周辺で餌を食べる割合が増えるため、ベイト剤(毒餌)の効きがよくなります。春に一気に増やさないためにも、怪しいところにはおいしい罠を仕込んでおきましょう」
(東洋産業 大野竜徳さん)「年末の大掃除は、ゴキブリ対策として最高のイベント。特に以下を狙って大掃除をすれば一網打尽で巣を壊滅できるかもしれません」
● 冷蔵庫・電子レンジなどキッチン回りのモーター周辺家庭で最も見落とす“ホットスポット”。ほこり、油の微粒子、食材カスに高温多湿と合わさり、ゴキブリを呼び寄せます。
● キッチン収納やシンク下の奥袋のまま放置した食材、古い調味料、湿った紙袋はすべてゴキブリの餌と巣材に棚板を外して乾かすだけで効果が出ます。
● 風呂・洗面の配管スペース排水トラップの乾燥は、ゴキブリにとって通行止めがなくなった状態。掃除後は必ず水をためる癖を。
● 古い本棚や紙袋、新聞、段ボールのストック場所ゴキブリのエサ兼お布団。おうちの中はもちろん、おうちの周りのものもいらないものは捨て、点検することが大切です。
(東洋産業 大野竜徳さん)「ゴキブリはかくれんぼの名手で、一匹見たら30匹!でも、思ったより寒い時期の逃げ足はそんなに速くないです。夏は秒速1.5m級ですが、冬の寒い室内ではその1/5以下に低下。ゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)といいます。ゴキブリの卵が20個以上入ったカプセル状。寒さで死なず、そのまま春に孵化するので、これを見かけたら最優先で除去!おうちで視界の端を駆け抜ける黒い弾丸、暑いと天井付近から滑空してくる恐怖の落下傘部隊はオスが多いかも!」
(東洋産業 大野竜徳さん)「排水口・スポンジ・炊飯器の水蒸気は、ゴキブリのオアシス!乾燥を心がけてください。冬は寒くて、虫の姿を見かけにくくなりますが、じつはゴキブリ対策には熱い季節。春に向けて、繁殖の準備が進んでいるかもしれません。今の大掃除が、来年の快適さを大きく左右するかも。春に慌てるより、今こそ一手先を打ちましょう。静かに息をひそめている冬のゴキブリを先回りして、逃がさず一網打尽に!春の快適な暮らしを手に入れましょう」