12月11日に行なわれたJリーズアウォーズ後、この1年をそう総括したのは、功労選手賞を受賞した
柿谷曜一朗氏だ。
プロキャリアの原点セレッソ大阪に加え、スイスの強豪バーゼル、名古屋
グランパス、徳島ヴォルティスでもプレーし、昨季限りで
ユニホームを脱いだ。引退後は、「サッカー系の文化人」として活躍。「槙野(智章)さんや内田(篤人)さんっていうすごく良いお手本があるので、とりあえずなぞりながら」
メディアを賑わせている。
最も印象的な出来事には、
テレビ番組での取材でスペインに飛び、
久保建英を直撃したことを挙げた。
「サッカーで言うと、やっぱ1番は久保くんに会いに行ったことかな。嬉しかったです。だってね、行ける機会ないじゃないですか。あと、俺全然体力もなければ、別に足が速いキャラじゃないのに走る系が多いし、そういうのも良い経験になったというか、楽しい」
ピッチを離れ、久保らが活躍する森保ジャ
パンへの思いが強くなったようだ。
「より日本代表を応援したくなりましたし、来年のワールドカップに向けて、とにかく、ちょっとでも日本代表の役に立つために、
サポーターを巻き込んで応援してもらうために、力を貸せれたらなと思います。ただワールドカップを見るんじゃなくて、ワールドカップに出る国とかもちゃんと勉強して、色んな人に伝えたいです。
俺、現役中サッカーを1回も見てないんでね。自分の試合も見なかったんですよ。(それが今ではレアル・マドリー所属のアルバロ・)
カレーラスとか知ってるもん。もうレアルとバルサの試合は今シーズン全部見てますし、Jリーグもそうです。見てるだけですけどね。選手は覚えれます。『これ誰やろ』って思う時間がない方が、スムーズに話ができるじゃないですか。特長さえ分かってれば、どういう選手が合うかとかも話しやすいので、ほんま勉強ばっかりですね」
文化人として幅広く活動するなか、特に極めていきたいものはあるのか。35歳のレジェンドは「この1年でちょっと明確に自分のやりたいことが見つかり出したので、それのためには露出も必要」と伝えた。ただ、それが何かと問われれば、「内緒です」と煙に巻いた。
“ジーニアス”の異名をとった稀代のファンタジスタの、唯一無二のセカンドキャリアから目が離せない。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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