マイクロバイオームのデータが多ければ多いほど、研究の精度、応⽤範囲、そして健康・病気の理解が⼤幅に進むのだそうで“腸内環境を知りたいユーザー”と“腸内マイクロバイオームデータを収集したい HEM Pharma Inc.”は、まさに Win-Win の関係。だから韓国ではたくさんのデータが集まっているワケなのだ。
ちなみに腸内細菌だけ解析する「腸内フローラ検査」と、PMAS 技術による「マイクロバイオーム解析」ではガラケーと AI スマホくらいの技術の違いがあるとか!
⽇本にも上陸⁉パーソナライズド・ソリューションによる“腸活”
すでに韓国で⼤反響を得ている HEM Pharma Inc.の技術だが、2026 年には⽇本でもサービスを開始する予定。今年 5 ⽉に⽇本法⼈株式会社 HEM Pharma Japan の開設を発表、8⽉には⽇本アムウェイ合同会社との協業を発表した。HEM Pharma 社独⾃の特許技術PMAS と⽇本アムウェイが持つ強固な顧客基盤によってデータベースをさらに拡充させ、将来的には、⽇本でも PMAS を活⽤したパーソナライズド・ソリューションを展開し、顧客⼀⼈ひとりに最適化された商品やサービス・情報提供の実現を⽬指している。
※日本でのサービス内容とは異なる場合がございます。
予備知識をつけたところで、筆者も韓国でサービス展開されている「マイクロバイオームテストキット」を試せる機会に恵まれた。送られてきたキットを開封すると…予想以上に⼤量の便をいれるスプーンにビックリ‼ 緊張しつつなんとかスプーンいっぱいの便を採取することに成功すると、その便は韓国の HEM Pharma Inc.に発送されるということで、私の便がどんなプロセスを経て解析されるのかをこの⽬で⾒るために、いざ韓国へ!
HEM Pharma のラボを案内してくださったのは代表取締役のチ・ヨセフ⽒。⽣命科学の博⼠号を取得後、15 年以上マイクロバイオームの研究に従事したチ代表の「⼈間の寿命は100 歳時代になったが、60 歳で寝たきりでは意味がない。90 歳まで健康に過ごすことが重要。健康寿命が追いつかなければ、真の幸せにはつながらない」という⾔葉には、ただただ共感するばかり。
もうひとつ筆者の興味を引いたのは、「将来的にはトイレに⼊った時の排せつ物でマイクロバイオームを気軽に解析できるようにしたい」というチ代表の健康への情熱が込められた便器の研究だ。6 年前から便器にガスセンサーをつけて腸内環境を調べる研究を始めたそうで、なんと HEM Pharma のトイレにもこのセンサー付き便器が設置されていた。「まだまだ実⽤化には何年もかかるが、将来的には随時アプリで健康状態を確認できるようにしたい」と語る。
マイクロバイオームレポートでわかること
帰国後、取材記事をまとめていたまさにその時、筆者のマイクロバイオームのテストレポートがメールで届いた。全29ページとボリューム満点のレポートには「マイクロバイオームとは何か?」という、わかりやすい⽤語説明から始まって、⾃分の腸内に関わる結果がびっしりと詰まっていた。ビックデータベースを保有している HEM Pharma Inc.ならではの正確性がポイントだ。
最後にチ代表は HEM Pharma Japan×⽇本アムウェイの協業について、「私たちが抱いている夢とビジョンが実現される場所だと思っています。⼈々は“⾃分に合うもの”を求めているということを韓国市場を通じて知ることとなり、それがグローバル市場でもトレンドになるのではないかということを証明できる最初の場所が⽇本になると考えています」と⽬を輝かせた。「私はパーソナライズド・ヘルスケアを実現させるためには、なんでもする準備ができています」という⾔葉通り、今後展開される“新しい時代の扉を開くパーソナライズド・ヘルスケアソリューション”に期待したい。