Jリーグで見せている安定感は、W杯を7か月後に控える
日本代表のテストマッチでも変わりはなかった。日本代表GK早川友基(鹿島)は
キリンチャレンジカップ・ガーナ戦に先発出場し、2-0での勝利に貢献。試合後には「無失点で勝つことができてほっとしている」と手応えを語った。
J1リーグで優勝争いを牽引する鹿島での活躍が評価され、EAFF
E-1選手権第2戦・
中国戦(◯2-0)でA代表デビューを飾った早川。9月の
アメリカ遠征以降は海外組も交えたフルメンバーに食い込んできた中、出場機会を掴むには至っていなかったが、
鈴木彩艶と
大迫敬介が不在となったガーナ戦で出番を掴んだ。
E-1選手権とはチームの置かれた状況も相手のレベル感も異なるなか、“もう一つのデビュー戦”とも言えるような位置付け。早川自身も合流初日の取材対応で「今回のここでの結果は非常に重要になってくる。まだ海外組とは試合をしていないので、そこで自分がどれだけできるということを証明して、味方に安心感を与えたい」と述べ、気を引き締め直してこの活動に臨んでいた。
だが、試合に入る時には重圧や緊張とうまく折り合いをつけていた。
「今まで培ってきたものをピッチで出すだけだなと思っていた。ありがたいことに代表にもずっと呼んでもらっていた中、そういった意味でチームメートとの連係にもそこまで緊張感を持ちすぎずにやれる状況だったと思う」
先発は試合2日前に伝えられたといい、試合を想定した戦術練習でも「やれている感覚もあったので、そこから自信を持って臨むだけだった」と早川。実際、試合を通じて3バックとの連係で不安を見せることはなく、ハイラインの裏に蹴られたロングボールに飛び出してクリアする場面も作るなど、安定した守備対応が光った。
ただ、持ち味のキックでは反省点もあったという。「相手のプレッシャーがあまりかかっていなかったけど、ピッチでは思ったより圧を感じた。自分のプレーはもっとできたなという率直な感触」。次はこの基準を糧にする段階。「今までは
Jリーグ、アジアでの戦いだったけど、また一つ
アフリカという身体能力だったりが優れている相手に自分のプレーがどれだけ通用するかを感じられる素晴らしい機会だった」と前向きに受け止めていた。
(取材・文 竹内達也)