「どこ行くんだろう」弟が事故死する前、家を出る彼に何故か感じた胸騒ぎ/16歳で帰らなくなった弟(2)
「どこ行くんだろう」弟が事故死する前、家を出る彼に何故か感じた胸騒ぎ/16歳で帰らなくなった弟(2)
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息をするだけで苦しかった。17歳の夏、弟が亡くなった女子高生の記録/16歳で帰らなくなった弟(1)「息子さんが事故に遭われまして」
どこにでもあるような家族の風景が、警察からの一本の電話によって一瞬にしてもろく崩れ去ることに…。
高校3年の夏、1つ下の弟がバイクの事故で亡くなったというきむらかずよさん。職人気質の父、肝の据わった母、思春期をこじらせた姉、ヤンチャだけれど誰からも好かれた弟。ケンカは絶えないながらも、ありふれた4人家族の日常を悲劇が突然襲います。
変わっていく周囲の人々やあらぬ噂に苦しみ、遺された家族の歯車も狂い出して…。
今ある日常は当たり前ではない、ということに気付かされる家族の崩壊と再生の物語。辛い体験を生々しく描いたエピソードに胸が締め付けられます。
※本記事はきむらかずよ著の書籍『16歳で帰らなくなった弟』から一部抜粋・編集しました。
■死ぬほど後悔していたこと
楽しそうだな…
胸騒ぎがする
邪魔したら悪いか
教えて
不思議なことが続いた
あの時間のサイレンの音
今出かけてる
胸が苦しい
母にも不思議なことが起こっていた
…おかん?
うちの息子と間違えちゃったわ
息を引き取った時間だった著=きむらかずよ/『16歳で帰らなくなった弟』