アンドロイドのバージョンも年々更新し、ハードウェアも進歩しつつある。そこで、外出時にWindowsタブレットなどの代用になるのかを調べてみた。
結論からいうと、アンドロイド
アプリ をどう組み合わせてもWindowsで行っている作業を置き換えることは困難で、せいぜいが、Windowsで作り、
クラウド ストレージ に置いた情報の閲覧程度に使えなかった。
Windowsで稼働している多くの
アプリ ケーションと同じ名前の
アプリ がアンドロイド上で動作するが、これらは、「似て非なるもの」でしかなかった(表01)。同名のWindows版が持つ多くの機能が欠落しており、簡易に似たようなことができる
アプリ ケーションでしかなかった。たとえば、マイクロソフトのOneNoteは、Windows版とかなり似ているものの、オーディオ録音/ビデオ録画の機能がなく、会議の記録用には利用できなかった。
■表01
ブラウザから
クラウド サービスを使うことで、Windowsと同等の作業環境を持つことはできる。しかし、
クラウド サービスの利用でWebブラウザに拡張機能が必要である場合、かなり制限がある。
Windowsなどを想定した
クラウド サービスを使う場合、アンドロイドの提供する機能では、その利用に制限が生じることがあった。仮名漢字変換や、コード入力、コントロールキーによるキーボード
ショートカット を使うには、物理キーボードが必須だった。たとえば、アンドロイドの標準的な
IME からは、タブコードを
アプリ 側に送信することができない(単語登録で可能なことがある)。
アンドロイドの日本語入力
IME (GBoradなど)は、仮名漢字変換機能ではWindowsとの差を感じない。しかし、主要なアンドロイドの
IME (Gboardや有償のATOK)には、タブキーを
アプリ ケーションに送信する機能がない。同様にコントロールコードを送る機能もない。
このため、タブを利用している
アプリ や
クラウド サービス、コントロールキーをキーボード
ショートカット として利用するものがある場合、物理キーボードが必要になる。ところが相手は、タブレットなので、結果的には、何らかのタブレットスタンドも必要になる。カバーがスタンドも兼ねるものもあるが、たとえば、電車などで座って操作するとき、単なるスタンドでは不安的でタブレットだけが膝から転げ落ちかねない。たとえばキーボードと一体化したようなスタンドが欲しい所。だったら最初からラップトップを選ぶべきだが、そうなるとWindows以外では
Chromebook という選択肢しかない。
Windows的な使い方は諦めて、アンドロイドらしい(あるいはアンドロイド
アプリ の範疇での利用)をして、多少の情報入力(メモなど)を行うなら、スタイラス(ペン)の使えるタブレットの方が使い勝手がいい。とにかく、タッチキー(ソフトウェアキーボード)の操作や物理キーボードなしに、手書きでメモなどを取っていけるからだ。文字認識は、利用
アプリ などによっては可能だが、ペンストロークを画像のまま記録しても、それなりの結果を残せる。タッチでの文字描画よりは、スタイラスでの描画の方が速く、たとえば
インタビュー のメモを取ることができる。また、GUI操作でもタッチと異なり、正確にタップできる。
ただ、オンラインショップなどでは、導電性のペン先を使い、タッチ機能で検出されるだけの「ペン」と、液晶部にペン用の回路が組み込まれている「ペン」の区別がきちんと行われていない。後者は、
アプリ 側やOS側で、指先によるタッチ操作とペン操作を区別することができるが、前者のペンでは区別ができない。後者では、ペン操作中に手が画面に触れても、ペンストロークに影響が出ないようにする「パームリジェクション」機能が有効になるが、前者のペンではこれができない。このため、使い勝手に大きな差ができてしまう。もちろん、液晶部にスタイラス用の回路が組み込まれている方が製品価格は高くなるが、それなりのメリットがある。
アンドロイドの場合、スタイラスには、複数の方式があり、適合した方式(プロトコル)のものを選ばないとペンが利用できない。基本的には、添付または純正オプションのスタイラスを選択するのが確実だ。
今回のタイトル
ネタ は、シオドア・スタージョン(Theodore Sturgeon)の「人間以上」(1963年、ハヤカワ・SF・シリーズ。原題More Than Humann,1953)である。超能力者の集合知性を扱う作品。話としては静かなものだが、かえって
作家 の想像力を刺激、多数の作品に影響を与えた。