そのなかでも
ベルギーリーグにおいては、綱島悠斗(東京ヴェルディ)と野澤大志ブランドン(FC東京)がアントワープ、木村誠二(FC東京)はウェステルロー、松澤海斗(V・ファーレン長崎)と畑大雅(湘南ベルマーレ)はシント=トロイデンに加入した。さらに
伊東純也も
フランスのスタッド・ドゥ・ランスから古巣のヘンクへ復帰を果たした。
現時点で
ベルギー1部リーグには現時点で16人の日本人選手が在籍しており、『transfer markt』によると、地元の
ベルギー、
フランス、
モロッコに次いで4番目に多くなっている。
なぜ日本人選手たちは
ベルギーに新天地を求めるのか。某フットボールエージェントは次のように話す。
「
ベルギーリーグは“ステップアップリーグ”と言われています。優秀なスカウトが多く集まりますし、
外国人枠の制限もない。18歳から24歳ぐらいの選手が多く在籍しており、彼らはここで活躍して欧州のトップリーグへステップアップしたいと考えています。一方でクラブ側も、若い選手を早めに安く獲得して、大きなクラブへ高く売却するというビジネス
モデルを考えているため、選手とクラブ、双方の目的が一致しています。選手が5大リーグ入りを目ざす上で、適しているというわけです」
また、「ようやく日本人選手がヨーロッパの
市場に乗り出してきた」と見解を示す。
「これまで日本人選手は、ヨーロッパの移籍
市場にさえ、なかなか乗っていなかったと思います。それが近年、海を渡った選手たちの活躍もあり、少しずつ乗り出してきている状態です。その主な場所が
ベルギーリーグであり、レンタルでもJリーグから選手を獲得してきて、ヨーロッパのマーケットに日本人選手を乗せるということを積極的に行なっているのがシント=トロイデンです」
一方で、日本のファンからは「なぜJリーグからヨーロッパのマイナーリーグに移籍するのか」という意見も少なからず聞こえてきそうだ。それでも欧州でプレーすべき理由とはーー。
「最近で言うと、高井(幸大)選手が川崎フロンターレからトッテナムへ移籍したように、Jリーグから直接ビッグクラブへ加入するケースもあります。しかしそれは決して普通ではありません。
ベルギーリーグよりもJリーグのほうがレベルは高いかもしれませんが、ヨーロッパの
市場においては当然、欧州のリーグに在籍していたほうが選手への関心は断然高くなりますし、5大リーグへのステップアップのチャンスは増えます。それがたとえ欧州の2部リーグだとしても同じことが言えると思います」
現在、プレミアリーグで活躍している
遠藤航(
リバプール)や
鎌田大地(クリスタル・パレス)らは、
ベルギーリーグで実力を磨いてステップアップを果たした。彼らのように
ベルギーから世界のトップリーグへと飛躍する日本人選手の誕生が今後も期待できそうだ。
取材・構成●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)
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