2008年になでしこジャ
パンの監督に
佐々木則夫氏が就任してから、攻撃的MFだった澤氏はボ
ランチにコンバート。46歳のレジェンドは、当時をこう回想する。
「マン
チェスター・ユナイテッドが4−4−2だったから、その試合をすごく見て。守備の時はどうしたらいいのかとか、すごく勉強した記憶があります」
前線の選手がポジションを下げることに、抵抗はなかったのか。そう鈴木氏から問われると、澤氏は「最初、あまり攻撃に行けないを思っていたんですけど」と応じ、次のように続ける。
「意外に守備の楽しさにハマって。今も私は守備の方が好きって思っています。ボールの取り所とか、みんなの連係・連動とか、前を動かしてどこで取るのかを考えて。
ハマッた時、相手の身体の向きで『ここに絶対出てくる』っていうところで取れると、すごく気持ちが良くて。わざと、そこに出させる取り方をしていました。自分が取り切れなくても、センターバックが取ってくれるという立ち位置とか、すごく勉強をしてやってって。それがすごく楽しかったです」
さらに、ダブルボ
ランチを組んだ阪口夢穂氏との良好な関係も大きかったという。
「相棒が阪口だったので、より一層楽しかったです。気が利くし、攻撃では足もとの技術がすごく高いし。阪口じゃなかったら、たぶんあそこまで活躍できなかったなと思っています」
また、鈴木氏にボ
ランチとして一番大事にしていた点を訊ねられると、「チームの中心だから、そこがしっかりしないと、チームにすごい影響を与えちゃう。だから自分自身のなかでは、どんな状況になってもブレないという気持ちでやっていました」と答えた。
ボ
ランチでさらに輝きを放った澤氏。エースのコンバートが功を奏し、なでしこジャ
パンは11年の
女子ワールドカップで初優勝を飾り、12年の
ロンドン五輪では銀メダルを獲得するなど黄金期を迎えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】澤穂希が守備の楽しさを語る!