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ワールドカップは大会2日目の15日、グループリーグ第1節を行い、B組ではUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を初制覇した
パリSG(フランス)とアトレティコ・マドリー(スペイン)が激突した。グループリーグ屈指のビッグクラブ対決となったが、試合はパリSGが衝撃的なゴール
ラッシュを展開。4-0の完勝で白星発進を果たした。
試合は立ち上がりから強度の高いせめぎ合いが続くなか、パリSGが得意の
ポゼッションで主導権を獲得。前半19分に試合を動かした。右サイドでMFジョアン・ネベスがボールを奪い、DFアクラフ・ハキミとMFデジレ・ドゥエがつなぐと、右まで流れてポストプレーを見せたFWフビチャ・クバラツヘリアがバックパス。これを受けたMFファビアン・ルイスが左足を振り抜き、地を這うミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。
一方、ビハインドとなったA・マドリーも前半24分、GKヤン・オブラクのロングキックに対し、高い位置で待っていたMFマルコス・ジョレンテがヘディングでそらすと、MFジュリアーノ・シメオネが背後にスプリントで抜け出す。だが、懸命に追いかけたDFヌーノ・メンデスともつれ合う形で倒れると、ファウルの笛は鳴らされず、そのままプレーが続行。ディエゴ・シメオネ監督が猛抗議するも、一発退場疑いによるVARの介入は行われなかった。
その後もパリSGがボールを握りながら試合を進めるが、前半アディショナルタイム1分にもA・マドリーに決定機。FWフリアン・アルバレスのボール奪取からショートカウンターを仕掛け、M・ジョレンテの折り返しからFW
アントワーヌ・グリーズマンが左足シュートを狙ったが、これはGKジャンルイジ・ドンナルンマの正面を突いた。
すると直後、パリSGはドンナルンマのスローからロングカウンターを仕掛け、F・ルイスが中央を持ち運ぶと、左に展開。クバラツヘリアがカットインから中央につなぎ、そこに走り込んだMFビティーニャが中央突破からペナルティアーク付近で右足を振り抜き、鮮やかなミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。これで2-0。パリSGが前半を2点リードで終えた。
厳しい状況に追い込まれたA・マドリーは後半開始時、MFサムエウ・リーノに代わってMFコケを投入。だが、パリSGの優勢は変わらないまま同4分、アンダーラップを仕掛けたN・メンデスのパスからクバラツヘリアが決定的なカットインシュートを放った。これはオブラクがかろうじて触ってクロスバーに逃れたが、あわや試合が決まろうかというビッグチャンスだった。
なんとか反撃を狙うA・マドリーは後半13分、コケとDFロビン・ル・ノルマンでドゥエを囲んでボールを奪い、ル・ノルマンが素早く縦につけると、中央に絞っていたG・シメオネがペナルティエリア右にラストパス。これに反応したJ・アルバレスが角度のないところから鋭いグラウンダーシュートを左ポスト脇に決めた。だが、ここでVARが介入。コケがドゥエからボールを奪った際にファウルがあったとして、ゴールは認められなかった。
そうして迎えた後半33分、A・マドリーはDFクレマン・ラングレが2枚目のイエローカードで退場。0-2のビハインドでさらに数的不利に追い込まれた。同35分にはグリーズマンのスルーパスに抜け出したM・ジョレンテが決定的なクロスを送ったが、FWアレクサンデル・セルロートの左足シュートがまさかの枠外に飛び、一矢報いるビッグチャンスも逃した。
すると後半42分、パリSGはハキミの攻撃参加で右サイドを攻め込むと、
クロスボールが相手の中途半端なクリアを誘い、17歳FWイブラヒム・エムバイェのラストパスから19歳のFWセニー・マユルがダメ押しゴール。さらに同アディショナルタイム4分にはル・ノルマンのハンドを誘ってPKを獲得し、これをMF
イ・ガンインが決めて4点目となった。
試合はそこでタイムアップ。グループリーグ屈指のビッグクラブ対決は欧州王者のパリSGが4-0で制した。