会見は東京・日本外国特派員協会で行われ、国内外100以上の
メディア関係者が集まった。雨穴氏がマスコミの前に姿を見せるのは初めてで、覆面姿で登場し、音声はボイスチェンジャーを通して語られた。雨穴氏は「ナイストゥミーチュー、マイネームイズウケツ」と挨拶し、20分間の英語スピーチを行った。
会見当日には、文庫版『変な絵』と
イギリスでの英語版が同時に発売された。文庫版には新たに登場人物の7年後を描いた49ページの書き下ろし物語『続・変な絵』と、雨穴氏が制作協力した「謎解きゲーム」が収録されている。さらに、
アメリカ、フランス、スペイン、
オランダでも同時出版が予定されており、韓国、
中国、台湾、タイ、ベトナムではすでに発売されている。
雨穴氏は、自作のフリップと動画を用いて、なぜ『変な絵』が幅広い世代に受け入れられ、世界的なミリオンセラーとなったのか、3つの理由を挙げた。
① 読みやすさ
「一般的な小説は文字ばかりで、漫画やスマホゲームに慣れ親しんだ若者たちは、それを見て“文字を読むのは難しい!”と感じてしまう。だから、読みやすいように、図や絵を使っています。」
②
YouTube「新刊を出版するたびに、本の第1章部分を動画にして投稿しています。自分の本を自ら宣伝し、本の面白さを伝えるために、あらゆる技術を駆使しています。」
③ とにかく怖い
「私の本がとにかく怖いということ。静かで不気味な、人を不安にさせるような物語が日本の若者に受けているようです。」
質疑応答では、雨穴氏の異様なビジュアルに対して「なぜこのような
見た目に決めたのか」との質問が寄せられた。雨穴氏は「仮面を脱ぐと実は国民的大スターであったとかはまったくない……と思います」と回答し、さらに「今、緊張をしているので硬くなってしまっていたのですが、自分のビジュアルに合わせて、一応“踊っておきます”」と、突如体をくねらせてダンスを披露し、会場を笑わせた。
会見後、雨穴氏は「会見が始まる前はとても緊張しましたが、皆様に温かく迎え入れていただき、楽しくお話しすることができました。貴重な機会をありがとうございました」とコメントを寄せた。
このように、雨穴氏の『変な絵』は、国内外での注目を集めており、今後の展開にも期待が寄せられる。
■プロフィール
雨穴(うけつ)
ウェブライター、ホラー
作家、
YouTuber。2018年、ウェブサイト「オモコロ」にてウェブライターとしての活動を開始。同時に、
YouTuberとしての活動も始める。
YouTubeでは、ホラー・ミステリー動画の他、自作曲を歌い踊る音楽動画を複数投稿。チャンネル登録者数は170万人を超え、総再生回数も1億9000万回を突破。2021年には、
YouTubeに投稿した動画『【
不動産ミステリー】変な家』を書籍化した小説『変な家』で
作家デビュー。『変な家』は2024年に映画化され、興行収入50.5億円の大ヒットを記録した。自身2作目となる『変な絵』はコミック化、文庫化され、シリーズ累計120万部。世界30地域での
翻訳出版(累計28万5000部)も決まっており、世界的なミリオンセラー作品になっている。
■書籍情報
『変な絵』文庫版
発売日:2025年1月16日
著者:雨穴
出版社:株式会社双葉社
双葉社 公式サイト:
http://www.futabasha.co.jp/