このころから上司を含めた周囲から「大丈夫?」と声をかけられはするのですが、仕事を止めることはできなので、ただ私は「大丈夫です」と答えるしかありませんでした。
その後、私の
うつ病はひどくなっていきました(その話はまた別の機会に…)。
もし
ドラえもん症候群のタイミングで「おかしいな」と気づけていたら、精神科や心療内科のクリニックや病院を受診して適切な治療を受けられたかもしれません。同じように感じたことのある人は一度自分の
メンタルヘルスにも目を向けてみてもよいかもしれません。
多くの場合、まずは睡眠を十分にとることを医師に勧められます。なかなか眠れないとか、変な時間に起きてしまうとかも相談して、適切な睡眠薬を使うことも悪いことではないでしょう。
とはいえ、経験する人が多くないことを祈ります。
<文・イラスト/織田繭>
【織田 繭】
製薬会社でMRを4年間経験。「自分がやりたかったことはこの仕事なのか」と疑問に感じ、悩んだ結果、幼少期からの夢だった「文筆家」を目指すことを決意し、退職。2021年にライターに転身