その偉大なキャリアでひと際輝かしいのが、レスター時代に経験した“奇跡の
プレミアリーグ制覇”だろう。降格候補に挙げられていたチームが成し遂げたおとぎ話のようなリーグ優勝に、レギュラーとして大きく寄与した。
ただ、このシーズン、岡崎氏はクラウディオ・ラニエニ監督によって、60分前後で交代させられる試合が少なくなかった。
同番組のキャスターで、日本代表で共闘した
内田篤人氏から「この時って、試合の途中から出たりとか、途中で交代する時間があったじゃないですか。チームから求められる役割と岡崎選手が求めるプレースタイル、ゴールというのに葛藤があったと思うんですけど、そのへんはどう思ってたんですか?」と質問を受けると、38歳はこう答えた。
「とにかく自分がまずやれる仕事を100%する。そうじゃないと試合に出られなかったんで。ただ、最後まで走って、ゴールがこぼれてきそうなところには絶対走るとか。誰もがやらなきゃいけないことを全部続けて、狙っていくというのを考えていた」
歴史に名を刻んだ名ストライカーは、「60分とか45分とかで代えられた時は、殴り掛かろうかと思うぐらい、それぐらい悔しさはめちゃくちゃあった。そういう悔しさがありながらああいうゴール(ニューカッスル戦の伝説的オーバーヘッド弾)が生まれたので、もっとああいうゴールを取りたかったなと悔いが残ってますね」
【動画】岡崎の伝説的オーバーヘッド弾「殴り掛かる」という意外な言葉に、スタジオからは驚きの声が上がっていた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部