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集英社オンライン
――それが、なぜ暴力団組員の男性らと写真に写ることになってしまったのでしょうか。 旅行に行く前に子どもの習い事の関係で仲良くなったママ友から近況を尋ねる連絡があり、旅行について伝えたら、ママ友もたまたま韓国に行くっていう話を聞きました。『よかったら向こうで会えたらいいね』くらいの話をしたのですが、そしたら現地のホテルのトイレで偶然、そのママ友に会ったんです。
そこでママ友が私たちに紹介したのが、写真に写っている男性2人でした。そのときは挨拶程度だったのですが、私と友達がプールサイドで飲み物を頼んで、注文したフライドポテトを待っていたら、この男性2人が『飲んでください』とビールを持って近づいてきたんです。その後、『写真撮らせてください』って頼まれて、ママ友のお知り合いで断りづらかったのと、感じ悪いって思われるのも嫌だったのでOKしました。
撮影時に『ピースして』とせがまれたので、仕方なくその通りにしました。男性の小指がないなんて気づきもしませんでした。このママ友とはそこまで仲がいいわけでもなくて、暴力団とお付き合いがあるようには到底見えなかった。この件以降、初対面の方の指を見るようになりましたね。――当該記事では、暴力団組員の男性と港区の飲食店で知り合い、一緒に韓国旅行に出かけることになったうえに、男性がホテル代や遊興費を負担したと書かれていました。事実ではなく、最初から別行動だったということですか。
はい、まったく事実ではありません。写真の男性たちとは都内で会ったこともなければ、名前も知らなかった。ましてや暴力団組員だなんて取材を受けて初めて知ったんです。FLASHさんにはホテルの防犯カメラを見てもらってもいいと伝えたし、航空券やホテル代など私のクレジットカードから支払っている領収書も出しましたが、記事には反映してもらえなかった。
――暴力団組員と韓国旅行をしたという記事と写真が世の中に出たことで、どのような影響がありましたか。自分が反社の人と写真を撮っているなんて思わなかったのですが、そのせいで仕事が急になくなってしまった。仕事の案件が 2 つ、テレビ出演も2本、ライブもなくなりました。反社と付き合いがあるように世間では見られちゃったから、テレビ側も出演はNGになってしまったんです。私から事情を説明しても、写真が出てしまっている以上、イメージを覆すのは難しかった。確かに写真には写ってしまったけれども、反社だとは本当に全く知らなかったんです。
ただ、私のイメージがそもそも悪すぎるので、みんな信じちゃうのは仕方がないのかもしれません。悪いイメージがまだまだ払拭できていないというのを再確認してすごく落ち込んで、結構しんどかったですね。
――加護さんだけではなく、ご家族や周囲の方にも影響がありましたか。実はこの件をきっかけに旦那さんの体調が悪くなってしまったんです。旦那さんにもFLASHさんから連絡がきていたんですが、旦那さんは私が反社と付き合いがあることは絶対ないとわかっていたし、『韓国旅行のことは知っているし、俺が行けって言ったんだから』って答えたようです。でもそれも一切聞いてもらえなかった。気持ちが届かなかったことで旦那さんが精神的に落ち込んでしまって、以前のように仕事ができなくなってしまいました。
子ども2人を育てるのにはお金もかかるのに、私の仕事もなくなったうえに、旦那さんの収入も減ってしまったんです。自分のせいでこんな状況になってしまったと責任を感じました。生きるうえで頼りにしていた旦那さんが変わってしまったところに対して、自分もすごく怖くなっちゃった。未来が怖くなって、本当にもう落ち込みました。
――今回のインタビューは、今回報じられた飲食店で行なわせていただきました。お店の手伝いをすることになった経緯を教えてください。旦那さんが体調を崩して、私の仕事もなくなり、家族や親戚の支え合いがより一層強まりました。自分の仕事も激減し、働きたかったんですけど、なかなかお仕事に就けるということができなくて焦っていました。芸能生活24年目に入りますが、どうしても25周年に向けてがんばっていきたいと思っていたところだったので、芸能じゃなくても今できることをしたいと考えていました。
そんななか、義理の妹が飲食店をオープンすることになり、これまで支えてもらった恩返しをしたいと思って手伝うことにしたんです。義理の妹から給与ももらっていないし、友達や知り合いが来店するときに週1、2くらいでバーカウンターに立っている形です。毎朝息子のお弁当を作っているので、もちろん毎日はいられないです。家族に恩返ししたことが、どのような意図で“夜の女に転身”とか“スクープ撮”なのか、まったくわからないですね。
集英社オンラインは加護との韓国旅行に同行した友人女性にも話を聞いた。友人女性の証言も「記事の内容が事実とまったく違う」であった。加護は「悪いイメージが払拭できていないことを再確認した」とも話す。だが、そもそもなぜスキャンダルが常に彼女に付きまとうのか、本人に“分析”してもらった。
#2に続く
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班