「AIサミット」は韓国が、昨年「AI安全サミット」を開催した英国とともに2日間にわたり開催。米グーグル(Google)やIBM、対話型AI「チャットGPT(ChatGPT)」を開発した米オープンAI(OpenAI)、韓国IT大手ネイバー(Naver)やサムスン電子(Samsung Electronics)などが参加した。
21日には参加した16社が、自社技術のリスク評価方法の共有など、安全な開発に向けて新たな方策を講じると約束。
また最終日の22日には、14社が「ソウルAIビジネス宣言(Seoul AI Business Pledge)」を採択。「AIモデルの責任ある開発を促進する研究努力」の継続を約束した。
2022年にリリースされたChatGPTの爆発的な成功は、生成AIの「ゴールドラッシュ」に火をつけ、世界中のIT企業が数十億ドルを注ぎ込み独自モデルを開発するようになった。
生成AIは簡単な指示によって、テキストから写真、音声、動画まで生成することができ、支持派からは世界中の生活やビジネスを画期的に改善するものだと歓迎されている。
だが、批判派や権利団体、各国政府はフェイクニュースや政治家の写真や動画の「ディープフェイク」による有権者操作など、さまざまな悪用の可能性を警告している。
【翻訳編集】AFPBB News
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