![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/a/a/aae34_1343_301d02a0_d31e6f85-m.jpg)
視聴者真っ青……“敵に回したら終わる”相手の驚愕の表情は何を物語る?|NHK『光る君へ』第19回
視聴者真っ青……“敵に回したら終わる”相手の驚愕の表情は何を物語る?|NHK『光る君へ』第19回
-
◆結局、まひろには弱い
一条天皇は、よほどまひろが興味深かったのだろう。おもしろい女がいたと道長に話す。名前も覚えている一条天皇、素敵だ。そして「まひろ」という名を聞いて、つい表情が変わる道長。このときの道長の心中はどのようなものだったのか。
このあと、為時は久しぶりに官職を得ることになる。道長の推挙と聞き、まひろと道長の間には強いつながりがあるということを確信する。これはこれで為時の心中たるや……。
それにしても、詮子が除目で融通して、と言ったときは跳ねのけたのに、為時には便宜を図るんだ、ふぅん……とほんの少し思ってしまった。
◆伊周、落ち込む。そののちに……
斉信の妹・光子(竹内夢)のもとへ通っている伊周。しかし、ある夜、屋敷の前に見事な牛車が止まっているのを目にする。
光子が別の男と会っていると誤解した伊周は意気消沈のまま、隆家のもとへと行く。出世は叶わない、女には裏切られる、いいところなしだ、という気分かもしれない。やけ酒を煽る伊周に、隆家は相手の男を懲らしめてやろう、と言い、ふたりは再び斉信の屋敷へ。
しかし、よく考えてみてほしい。位が高い伊周が見事だと感じるぐらいの牛車に乗っている人物。それがどういう人物なのかを。
タイミングよく、屋敷から男が出てくる。牛車に向かって弓を放つ隆家。弓に驚き、尻もちをついたのは花山院(本郷奏多)である。祇子に首ったけだったので忘れていたが、性に奔放な人だった。
花山院に弓を引いたというのは、とんでもないことである。
これが、事態を一変させる。
<文/ふくだりょうこ>
【ふくだりょうこ】
大阪府出身。大学卒業後、ゲームシナリオの執筆を中心にフリーのライターとして活動。たれ耳のうさぎと暮らしている。好きなものはお酒と読書とライブ
-
© livedoor
x