これまでツアー大会で連覇の経験がないメドベージェフはベストな状態からは程遠く、ポールに直接対決で初白星を献上した。
試合後にメドベージェフは「メンタル面でもっと良くならなければいけなかった。落ち着いて試合に集中し始めたのは終盤で、手遅れだった。正直言って残念。ここでもっと良い成績を残したかった」と述べた。
マスターズ1000(ATP Masters 1000)で初の8強入りを果たしたポールは、準々決勝で第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)との対戦が決まっている。
今大会では実力者が棄権、あるいは早々に敗退していることもあり、メドベージェフには大きなチャンスが訪れていた。しかし、世界ランク2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と同3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が棄権する中で、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)や昨年準優勝のホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)、世界6位のアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)らとともに大会から姿を消すことになった。
この隙を突きたい世界5位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、ノーシードのヌーノ・ボルジェス(Nuno Borges、ポルトガル)を6‐2、7‐5で下し、次戦は第11シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)との対戦が決定。また、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)王者のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)も6‐1、6‐2でアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を退け、第21シードのニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)との準々決勝に駒を進めている。
【翻訳編集】AFPBB News
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