バイデン氏の愛犬で、ジャーマンシェパードの「コマンダー」は、まだ子犬だった2021年にホワイトハウスに迎え入れられたが、シークレットサービスの職員ら少なくとも11人にかみつき、2歳になった昨年、別の場所に移された。こうした経緯から、ノーム氏は自身の犬と同様に対処すべきだとの考えを示していた。
大統領選で再選を目指すドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の副大統領候補とも目されていたノーム氏は、今月刊行される自伝で、「クリケット」という名前の1歳2か月の猟犬を飼っていたが、「しつけができなかった」ために銃で撃ち殺したと明かし、全米に衝撃を与えていた。
5日にCBSの番組に出演したノーム氏は、「
ジョー・バイデン氏の犬は24人のシークレットサービスを襲った。犬への対処を決断するまで、一体何人が襲われ、危険な目に遭えばいいのか」と問い掛け、「それは大統領が責任を負うべき問題だ」と語っている。
さらに、11月の大統領選でトランプ氏と共にホワイトハウス入りした暁には、「コマンダーにはクリケットによろしくと伝えてもらう」と主張し、コマンダーを殺処分する考えを示唆した。
これに対してホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール(Karine Jean-Pierre)報道官は、「昨日の発言は不快であり、非常識だ」とし、「墓穴を掘るような行為はやめた方がいい」とノーム氏を批判した。
【翻訳編集】AFPBB News
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