そこで今回は、
スーパーマーケット研究家(国内外のスーパー3000店以上をリサーチ)の立場として、心から感動した“うなるほどウマいPB食品”を厳選してご紹介してみたいと思います。
◆?イオントップバリュ
冷凍パスタの価格帯は通常200円〜300円台が主流ですが、このイオントップバリュ×バリラの冷凍パスタシリーズは、1人前753円というとびぬけた高級品。なんとサイゼリヤのパスタよりも高く、当初は感動よりも驚きの方が大きかったのが正直なところです。
これらは、イタリアの老舗パスタブランドであるバリラとイオンが共同開発したプレミアムな冷凍パスタシリーズ。なかでもオススメは、「リングイネ アッラ プッタネスカ エ ガンベリ」。イタリア中部、ローマを擁するラツィオ州やイタリア南部、ナポリを擁するカンパーニャ州が発祥とされているトマトベースのシーフードパスタ。断面が楕円形で平たい形状をしたパスタ「リングイネ」を使用し、ソースにはケッパーやアンチョビが使われています。
ソースの風味や香り、茹で立てのような麺の食感は食べてみればすぐに実感できるでしょう。“冷凍パスタの極み”としてお試しいただきたい逸品です。
◆?ライフ
続いては、だしとめんつゆ。これまでに全国各地のPB商品をたくさん実食してきましたが、どんな料理シーンにも活躍してくれる総合力に秀でているのが、ライフのPB商品です。ライフには4つのPBがあり、素材・製法にこだりおいしさを追求した「ライフプレミアム」のシリーズで、「ライフプレミアム そのまま飲んで美味しい贅沢なあご入りおだし」(861円)と「ライフプレミアム 旨みとだしが自慢の贅沢な濃厚つゆ」(473円)は、我が家の定番になっています。
鹿児島県枕崎産の鰹枯節、熊本県産のうるし節、北海道産の真昆布など産地指定のこだわり海産物や、兵庫県産の赤穂の焼塩などの国産素材をブレンドして作られていて、遠赤外線でじっくりと焙煎することで、あご (トビウオ)の旨味とコクを引き出しています。だしパックは煮出して使うだけでなく、袋を破いて中身を調理に使うのがオススメ。だし粉をたっぷり使った炒飯は絶品です。
◆?紀ノ国屋
続いては、高級
スーパーマーケットの老舗である紀ノ国屋から。紀ノ国屋は2010年にJR東日本の完全子会社となったことで駅周りの店舗が増え、オンラインショッピングでも多くの商品が購入可能になっています。紀ノ国屋PBの中で強い個性を見せるのが、ジャム。他スーパーにはないこだわりのフレーバーが大充実しています。私のオススメは、貴腐ワインを浸漬させたレーズンに加糖練乳やバターを加えたスプレッド「紀ノ国屋 貴腐ワイン漬けレーズンバター」(929円)。
トーストに乗せて食べるだけで、一気にハイクラス気分になること間違いありません。お酒に合わせてクラッカーに添えたり、豚肉料理に添えるのも最高で、普段の食料品の中にこのスプレッドを組み合わせるだけで、食卓が格上げされることでしょう。