トイレ掃除を頼むと涙目…新人バイトはオーナー親族のお嬢様。いきなり辞めたが、意外な展開に
新人バイトはお嬢様 意外な展開
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今回は、そんな新人さんとのコミュニケーションに悪戦苦闘してしまった女性のエピソードをご紹介しましょう。
◆新しいバイトの学生の教育係に
岸谷未歩さん(仮名・42歳/主婦)は、近所にある個人経営の喫茶店でアルバイトを始めて6年目になります。
「地主の裕福な老夫婦がオーナーなのですが、最近はちょこっと顔を出しに来るぐらいで、基本的に私みたいなベテランのバイト達にお店を任せている感じですね。もちろん何かイレギュラーなことが起こった時には電話すればすぐに来て対応してくれます」
「いつもは『今度バイトの面接があるらしいよ』など、新しい人が入る時は事前に予兆があるのですが、今回はいきなりで驚きました。しかも彼女と私は入る曜日がかぶっているので自然と教育係をすることになってしまって」
◆コーヒーの淹れ方が分からない!?
まず未歩さんは、桃香さんにご飯を4合分炊くようにお願いして開店準備を始めたそう。
「そしてお客さんが入り始めてコーヒーをオーダーしたので、コーヒーミルの使い方だけ教えて後は分かるだろうと思い『じゃあ一杯分このカップに淹れてね』と桃香ちゃんに任せて私は自分の作業に戻ったんですよ」
すると桃香さんがカップの中をスプーンでやたらかき回しているので、変だなと思い見に行ってみると…。
「なんと引いたコーヒーの粉を、お湯に溶かそうと必死になってかき混ぜていたんですよ。あわてて『違うよ!インスタントコーヒーじゃないんだから。ドリップコーヒー淹れたことないの?』と聞くと『はい』と言うのでやり方を教えましたが…そんなことも知らないの?と軽く衝撃だったんですよね」
ちなみに未歩さんの息子さん(19歳・大学生)はコーヒーを淹れることなんて呼吸をするようにできるそう。
「まぁ息子と比べてもしょうがないし、きっとコーヒーにあまり興味がなくて淹れる機会もなかったのかな?と思いました」
◆ご飯の炊き方も分からない
そして炊飯完了のピーピー音が鳴ったのでチェックしてみると、お米も水の量も適当だったようで、炊飯器から溢れんばかりの芯の残ったカチカチのご飯があふれ出してきました。
「それにはさすがに焦ってしまって、ランチタイムが始まるまで時間がないし、とりあえず『チンするパックのご飯は知っている?』と桃香ちゃんに聞いたら『サトウのごはん?』と分かっている様子だったので『そう!そういうのを5パック買ってきて』と今度はお買い物を頼んだんですよ」
ですがその後、桃香さんは15分経っても20分経っても帰って来なかったそう。
「もう限界だったのでオーナー夫人に電話したら、ちょうど今ご飯を炊いたところだったからと炊飯器ごと持ってきてくれて、怒涛のランチタイムを一緒にさばいてくれて助かりました」
そして桃香さんが帰ってきたのは結局買い物に出た1時間後でした。
「そしたら近くのスーパーにサトウのごはんが売っていなかったから、次から次へとスーパーをハシゴしてやっと買ってきたと言いだしたので、嘘でしょ?と思いまして…。
『別にサトウのごはんじゃなくてもパックの白ごはんならなんでもよかったんだよ?それより急いで買ってきてくれないと、ランチタイムにご飯だせなくて困るでしょ?分かる?』と注意したのですが…あまりピンときていない様子でしたね」
桃香さんは特に悪びれた様子もなく、笑顔で「今度から気をつけます!ありがとうございました」とその日の勤務を終え帰っていったそう。
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