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ラジトピ
レモンをかじりながら掃除……というシチュエーションはなかなかないでしょうが、キッチンの排水溝にレモンやグレープフルーツ・梅干しなどが残ったまま塩素系洗剤を流してしまうなどはよくあるそうで、塩素系洗剤の使用の際には思わぬ事故があることを充分に考慮し作業をする必要があることがわかります。
日本家庭用洗剤工業会(家洗工)によると「特に近年はクエン酸の掃除効果が大きく取り上げられることで各メーカーから多くの酸性系の商品が販売されています」とのこと。今や「混ぜるな危険」という言葉がパロディーとしてお笑いのネタ的に消費されがちになっている現状を念頭に、「改めて本来の意味を知り注意する必要があるフェーズに来ている」としています。「片栗粉と塩素系漂白剤を混ぜて使う」など、ネット上で拡散される“お掃除テクニック”にも、家洗工は懸念を示しています。「洗剤はメーカーが推奨する通り単体で使用することが望ましく、何かを混ぜて使用することで思わぬ事故を招く可能性もあります。家洗工としては一切、推奨できません」とし、「プロが正確な分量で安全にそうしたテクニックで混ぜられたところで、一般の方が完全に正確に真似できるわけではない。真似をするのもそうした行為の拡散も良くない」と警鐘を鳴らしています。
☆☆☆☆ GWは年末よりも大掃除に適した季節だそうですが、改めて「混ぜるな危険」は何をすれば危険なのかを認識して注意する必要がありそうです。(取材・文:宮田智也)