この舞台で初主演を飾る中川は、これまで40日間の稽古を振り返り「(半分の)20日目ぐらいで全通しをして、残り20日間をとにかく磨ききって今ここにいます。なので、圧倒的な充足感があってすごくイイ状態のまま本番に臨めるなと思っています」と順調ぶりを話し、自信ものぞかせた。
本作は、万城目学氏のデビュー作にしてベストセラーとなった小説「鴨川ホルモー」と、その外伝的続編「ホルモー六景」を“ワンスモア”とタイトルをあらたにして舞台化したもの。中川は、2浪した後に京都大学に入学した安倍を演じ、1000年もの昔から脈々と続く謎の競技「ホルモー」をするサークルに入り、そこで“オニ”と呼ばれる式神を操ったりもする。
中川は「オニを操ったりすること、一見して奇想天外な話なのかなと思うかもしれませんが、中身は青春劇だったり群像劇とも言えます。大学生の時にみんな体験したことがあるシーンがたくさん出てきます。そんな中でも黒歴史を乗り越えていくというのが、この劇の主題かなと思っています。誰しも通ってきた経験、そういうものを共感してもらえたら嬉しいなと思っています。舞台を全力で演じていきますので、ぜひお越しください」と呼びかけていた。
東京公演は、同所で4月12日(金)〜4月29日(月・祝)まで。その後、大阪のサンケイホールブリーゼに会場を移し、5月3日(金・祝)〜4日(土)まで上演される。
この会見には、八木莉可子・鳥越裕貴・乃木坂46の清宮レイ・佐藤寛太・お笑いコンビの男性ブランコ(浦井のりひろ・平井まさあき)、かもめんたる(岩崎う大・槙尾ユウスケ)、脚本・演出を担当した上田誠氏も出席していた。
▼ (後列左から)上田誠氏、槙尾ユウスケ、岩崎う大、浦井のりひろ、平井まさあき
(前列左から)佐藤寛太、鳥越裕貴、中川大輔、八木莉可子、清宮レイ
▼ 中川大輔 INTERVIEW/『鴨川ホルモー、ワンスモア』
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