遺族は「残念ながら、ジョーはきょうの午後、家族に見守られながら安らかに息を引き取りました」と述べている。
アイルランド出身のキニアー氏は、1960年代から70年代にかけてトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で現役時代を過ごし、公式戦250試合以上に出場。イングランドFAカップ(FA Cup)やUEFAカップ(UEFA Cup、現在のヨーロッパリーグ<UEFA Europa League>)制覇に貢献した。
引退後はアジアで指導者としての道に進み、インド代表やネパール代表を指揮。イングランドに戻った後は、ドンカスター・ローヴァーズ(Doncaster Rovers)でアシスタントコーチを務め、1992年からはウィンブルドンFC(Wimbledon FC)の監督に就任した。1996-97シーズンには同クラブをFA杯とリーグ杯でともに4強へ導いたが、1999年にはリーグ戦の試合前に心臓発作に襲われ、同年限りで指揮官の座を退いた。
その後現場復帰すると、2004年からフォレスト、2008年から
ニューカッスルで指揮を執ったが、2009年に体調不良で病院に搬送されて心臓のバイパス手術を受けることになり、この結果指揮官としての職務を終えることになった。2015年には認知症と診断されていたという。
【翻訳編集】AFPBB News
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