マクロン氏は先月、
ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに始まった紛争に対する態度を硬化。ウクライナへの地上部隊派遣も排除せず、欧州はあらゆる手を尽くして
ロシアを敗北させなければならないと主張し、
ロシア指導部を
激怒させた。
トルストイ氏は、仏ニュース専門局BFMTVの特派員の取材にモスクワで応じ、
フランスがウクライナに地上部隊を派遣すれば、その部隊は「仏国旗を掛けられたひつぎに入れられて」パリのオルリ(Orly)空港に帰国することになるだろうと述べ、ウクライナに派遣された
フランス兵は全員殺害されることになると警告。
さらに、同性愛者であることを公表している
フランスのガブリエル・アタル(Gabriel Attal)首相を、同性愛者への差別表現で攻撃した。
こうした発言についてマクロン氏は、ベルギー・ブリュッセルでの欧州連合(
EU)首脳会議の後、「コメントに値しない」と一蹴しつつ、「
ロシア側がこれほど神経をとがらせているとは驚きだ」とも述べた。
トルストイ氏は、
ロシアの文豪レフ・トルストイ(Leo Tolstoy)の玄孫で、
フランス語に堪能。
【翻訳編集】AFPBB News
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