2月14日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16第1レグで、久保が所属する
レアル・ソシエダは現地フランス王者の
パリ・サンジェルマンと敵地で対戦。0−2で敗れた。
試合の流れを大きく変えたのが、58分に献上した先制点だった。CKから敵DFマルキーニョスに当たったボールをファーサイドにいた
キリアン・エムバペ押し込まれたこの場面で、ソシエダは右SBアマリ・トラオレが怪我の治療のためにピッチの外に出ていたため、1人少ない状況だった。そして、代わりにマークを担当した久保がエムバペをフリーにしてしまった。
【動画】「僕のミス」と久保が謝罪。レジェンドが批判したエムバペの先制点 スペインのラジオ局『COPE』によれば、ソシエダのレジェンドであるビクシオ・ゴリス氏は、この失点を次のように酷評した。
「試合の運命を変えた重大なミスだ。複雑な状況だった思う。トラオレはエムバペのマークを担当していたが、彼の離脱はチームに混乱をもたらした。その瞬間から、フィールド上では決断を下さなければならない。クボがエムバペをマークしなければならないのは尋常じゃない。彼自身も自分には守備の本能がないと認識している」
ソシエダの最多出場記録(599試合)を持つ66歳の元DFは、このような状況を予測して訓練しておく必要があると強調した。
「こうしたプレーは訓練をし、たとえフィールド上の選手が1人少なくなったとしても、計画を立てておく必要がある」
攻撃面では奮闘を見せた日本代表MFにとっては、文字通り痛恨の失点となってしまった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部