田中マルクス闘莉王氏、鈴木彩艶に「3点」と評価 経験不足を指摘

　21歳の守護神は、開始２分のハイボールは危なげなく処理。闘莉王氏は「１回目のパンチングだけが良かった」とし、４分の対応に首をひねる。

「ロングシュート、別に弾くことないでしょ。そんなにブレていないし。キャッチするのではなくて、１回抑えて、地面にワンバウンドさせて、その後キャッチすればいいのに」

　そして、相手のクロスを弾いたボールを押し込まれた５分の失点場面については、次のように評する。
 
「あのセンタリング、キャッチできなかったのかなと。キャッチできないのであれば、後ろに流さないといけない。基本の基本。当たり前のことがこなせない」

　彩艶は、昨夏まで在籍した浦和レッズでは、西川周作からポジションを奪えなかった。その後、移籍したシント＝トロイデンでスタメンを確保しているものの、闘莉王氏はまだ経験が足りないと指摘する。

「レッズでレギュラーを取れていないから、こういうことが起こりうる。経験不足。難しさは分かる。相手の勢いがあったかもしれない。でも、勢いをつけさせたのも、自分のチョイスミス。ダメ」

　イラク戦と同様に２失点したベトナム戦（２−４）と比べても、「前回はまだ、セットプレーだというのがあったかもしれないけど、今回は明らかに自分のミス」とバッサリ。２失点とも「防げないゴールじゃない」として、「コーチングも不足している」と語る。

　さらに「もしかして次、キーパーが代わるかもしれない」と予想。「俺が監督なら代える」と主張した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部