しかも出来上がり後に「しばらく時間を置いてから食べる」と説明書きがある商品が多く、スープが熱々の状態で食べることがベストと思う日本人ですが、アメリカではやけどをするのでぬるめのスープで食べる人が多いのです。
出来上がりとその味
規定通りのお水で作るとスープの量が少ないのであっという間に麺が水分を吸います。しかもカップが紙製の商品が多く、時間を置いて食べるからか、熱くて持ちにくい。
味は日本のようにご当地ラーメンや、人気店とコラボするような手の込んだ商品が少ないです。珍しい味の再現も本物のエキスを使うのではなく、フレーバード(香料使用)になっているものが多く、そのため旨味やコク、深みがなくストレートな味になり、具材は「えっ?」と思うほど入っていません。
食べ方
アメリカでも以前に比べると箸を使う人が増えていますが、そう言いつつもやはりフォークを使う人が断然多い!そして麺をズルズルすする食べ方はアメリカではご法度!
そのため当然すする事を経験したことが無い人が多く、唇を前に突き出しひっこめるの繰り返しで何とか麺を口の中に入れています。日本人から見たら「そっちの方が器用でよく麺が口の中に入るわ〜」とビックリです。
アメリカのカップ麺はどれだけ人気なのか?
今では世界中でその名を知らない人の方が少ない程(?)、NISSINの「Cup Noodles」と、Maruchanの「Instant Lunch」をはじめとする日本製品のカップ麺はここアメリカはシカゴでも大人気で知名度を上げています。その証拠に、スーパーのアジアコーナーや、ヌードルコーナーには日本で有名な製品が必ずと言って良いほど陳列されているんです!
気になるのは、一体どんな人が購入しているのか。ということでコーナーでしばらくウロウロ待ってみると、ティーンエージャーがおやつ代わりに、ほかにもアジア大好きの人、子ども連れのママ、一度食べてみたかったと言うおじさんなど幅広い世代の人達が購入していきます。
そしてその陳列してある棚を見ると結構売れているようで隙間状態のお店が多くあるように感じられました。もちろん、日本製以外にも世界中の様々なブランドが色々な味を開発し商品化して店頭に並べられています。それだけアメリカではカップ麺の需要が多いと言う証拠。
アメリカの物価高騰、インフレ傾向において家庭にやさしい低価格のカップ麺に注目が集まり今後の新商品などがどんどん登場しそうな勢いで目が離せません。
※記事中の価格は取材時のものです。
※日本円の表記は1ドル=149円で計算しています。
ワッキーウッキー
シンガポール、ロサンゼルを経て、現在はアメリカ・シカゴ在住。3⼈の子どもを育てる傍らシカゴのレストランやスーパーマーケットを 探検しています。⽇々アンテナを張り、世界各国のさまざまな料理に挑戦中!パーティーやおもてなしに役⽴つ料理が得意。
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・地球の歩き方ブログ
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ワッキーウッキーのキッチン
シカゴ郊外在住愛知県出身。
シンガポール→シカゴ→ロス→シカゴ
日本を離れ26年主婦歴33年夫と子供3人
★趣味 ・映画・書籍・カリグラフィー
★欲しい物 ・コーヒー用ケトル
★最近の美味・手...