開幕からここまで無敗を維持している2位
アーセナル。前節は最下位のシェフィールド・ユナイテッド相手に日本代表DF
冨安健洋の初ゴールを含む大量5得点で快勝を収めた。今節は6位
ニューカッスルの本拠地に乗り込んでの一戦。直近のリーグ戦で6試合無敗と好調を維持する“難敵”相手に勝利を掴むことはできるだろうか。なお、冨安は左サイドバック(SB)でスタメンに名を連ねている。
序盤は拮抗した展開に。ホームの大声援を受ける
ニューカッスルは鋭いプレスとサイドを大きく使った攻撃を展開。対する
アーセナルも素早いカウンタープレスで相手の攻撃の芽を摘み取りつつ、中盤でのパス交換からチャンスをうかがう。前半の中盤にかけては
アーセナルが多くのCKを獲得するも、流れの中を含めて決定機を作るまでには至らず。
ニューカッスルは素早い攻撃を仕掛けていくが、デクラン・ライスはじめとした守備陣の対応に苦戦する。
随所で激しい攻防が目立つ展開のなか、互いに良い形でシュートに持ち込めぬまま時計の針が進んでいく。冨安は自陣左サイドでミゲル・アルミロンと対峙しつつ、攻撃時にはジョルジーニョの脇へポジションを移し積極的にボール回しに関与する。
ニューカッスルは44分にブルーノ・ギマランイスがミドルシュートを放つ。追加タイムにはガブリエウ・マルティネッリがボックス内へ侵入し右足を振り抜くも、どちらもゴールには至らず。前半はスコアレスで終了した。
後半も緊迫した展開が続く。
ニューカッスルは強度の高い守備から縦への速い攻撃で何度か敵陣ボックス内へ侵入するも、
アーセナルの最終ラインが集中力の高い対応を見せシュートを打たせない。やや押され気味の
アーセナルは62分、複数人が絡んだ連携で左サイドを攻略すると、マルティネッリのクロスのこぼれ球をライスがヘディングで狙ったが、シュートは枠の右へ外れた。
64分、ジェイコブ・マーフィーのシュートにこぼれ球を拾ったジョー・ウィロックが左からクロスを上げ、混戦から最後はアンソニー・ゴードンが押し込みネットを揺らす。VARによる長い確認作業の結果ゴールが認められ、ホームチームが先手を取った。
アーセナルはオレクサンドル・ジンチェンコやレアンドロ・トロサール、ファビオ・ヴィエイラを投入し、攻勢を強めていく。
しかし、8分間のアディショナルタイム含めて
ニューカッスルの集中力は途切れず、試合はこのまま1−0で終了。
ニューカッスルはリーグ戦での無敗記録を「7」に伸ばし、
アーセナルはリーグ戦における初黒星を喫している。次節は11日に行われ、
ニューカッスルはアウェイでボーンマスと、
アーセナルはホームでバーンリーと対戦する。
【スコア】
ニューカッスル 1−0
アーセナル【得点者】
1−0 64分 アンソニー・ゴードン(
ニューカッスル)