南野は昨夏、リバプールからモナコへ移籍。中心選手として活躍が期待されるも、本調子とは程遠く出場機会確保に苦しむなか、10番を背負ったカタール・ワールドカップ以来、しばらく日本代表から遠ざかっていた。
しかし、捲土重来を期す今シーズンはすでに3ゴールを挙げており、復調傾向だ。
森保監督は「我々が新チームになって、今シーズンのヨーロッパの選手たちのプレーをスカウティングしているなかで、非常に調子が良く、チームに貢献しているところを確認して、今回招集しました」と選出理由を説明した。
【PHOTO】カナダ・チュニジアと対戦!親善試合に挑む日本代表招集メンバー26人を一挙紹介! また、具体的な起用法に関しては、「構想」と前置きしたうえで、次のように説明した。
「4−2−3−1であれば、トップ下がまずベースかなと思っているなかで、トップもウイングもできる。カタール・ワールドカップでは、ウイングとしてプレーしてもらいながら、内側に入って、潜り込んでくるプレーをやってもらっていたので、そういうプレーも期待して起用できるかなと思っています。
4−1−4−1で戦う場合は、インサイドハーフのところで、基本的にプレーかなと。プラス、先ほども言いましたが、トップもやってもらったことがありますし、ウイングのポジションから中に入ってくることを、またそこも彼の良さを活かしてチームの戦術に組み込んでいけるかなと思っています」
高いレベルでのユーティリティ性も売りの28歳は、久々の代表で輝きを放ち、完全復活を証明できるか。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)