3−1で勝利した24日のボーンマス戦で後半から出場し、2ゴールを決めた三笘は左サイドハーフで先発出場。得意の仕掛けでチェルシーをそれなりに苦しめていたものの、1点ビハインドの状態で64分にベンチへ下がった。
通常であれば考えにくい交代だが、ロベルト・デ・ゼルビ監督は“次の試合”を睨んでいたようだ。ブライトンの地元メディア『The Argus』によれば、この日のスタメンについてこうコメントしている。
「(ファクンド・)ブオナノッテと(カルロス・)バレバは2004年生まれだ。(マフムード・)ダフードとミトマは90分間プレーできなかった。土曜日にバーミンガムで(アストン・ビラ)とのまた違う試合がある」
【動画】三笘の衝撃15秒弾→勘違いでまさかの行動 イタリア人指揮官は、過密スケジュールの中での苦しい台所事情に言及したうえで、「現時点では、別の方法で対処しなければならない。我々は適応しなければならず、改善しなければならない」と語っている。
「ブオナノッテやバレバなど若い選手たちは、早く成長しなければならない。なぜなら、サッカーには時間がないからだ」
そのうえで、「言い訳はしたくない。試合に勝つための正しいスタメンだった。勝つためにここに来たので、この大会が終わってしまい、残念だ」と心中を語っている。
クラブ史上初めてヨーロッパリーグに参戦している今季のブライトン。新進気鋭の戦術家もやり繰りに頭を悩ませそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部