※サービスキャンペーンとは、商品品質改善等の観点からメーカーが必要と判断した場合に、その旨を国土交通省に通知して、お客様にご連絡し、点検・修理するものです」
サービス内容は、充電状態を点検し、充電容量の差が大きい場合は均等に充電したバッテリと交換するというもの。下記のように説明されている。
「HVバッテリにおいて、長時間使用されない場合や、急激な加減速を繰り返すような走行を続けると、バッテリの各セルの充電容量の差が大きくなり、出力制限警告灯などが点灯し易くなるおそれがあります」
この文書はXで拡散され、「ついに終わるか」「むしろこんなに長い期間、無償で交換していたなんてびっくりです」「すげぇなトヨタ。HV普及のためにそこまで腹括ってたんやね」といった声が上がっている。
トヨタ自動車・広報は23年9月6日、案内は8月末から送付しているとJ-CASTニュースの取材に答えた。取材回答時点で、サービス対象になるのは約1400台だと明かす。
「永きにわたり、プリウスをご愛顧いただき、誠にありがとうございます」
1年に1回の定期点検サービスだった。サービスをめぐっては永年あるいは永久保証といった表現を用いる消費者もインターネット上に散見されてきたものの、広報は「『永年』や『永久』保証とは弊社から発信したものではございません」と説明する。
サービス終了を案内する文書のなかで、トヨタ自動車は下記のように伝えた。
「永きにわたり、プリウスをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。これからも、みなさまに愛される魅力ある商品の開発に努め、お客様からの声やご要望にお応えできるよう一層努力をしてまいりますので、今後とも、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」
対象者は早めに、最寄りのトヨタ販売店で点検・修理を受けるよう呼び掛けている。