昨シーズン終了後にガラタサライ(トルコ)を退団していた35歳。「この国に興味をもってきました。ここにいられることを本当に喜んでいます。旧友のイニエスタだったり、ビジャだったりが活躍してきたここで、プレーできることに喜びを持っています」と語り、「タイトル争いをできるのも大きいですし、ワクワクしています」と笑顔で続けた。
この一報を驚きとともに報じたのが英紙『The Sun』だ。かつてチェルシーで3年、マンチェスター・ユナイテッドで9年プレーした馴染みの名手だけに、英国内でもその進退への関心度は高かったようだ。同紙は「マンUのアイコンだったマタが衝撃の移籍だ。スペインのレジェンドの後釜となった」と銘打ち、次のように伝えている。
「チェルシーとマンUで活躍したMFは、昨シーズン終了後にガラタサライを放出され、引退するものと見られていた。ところがフリーエンジェントの彼は
ヴィッセル神戸との契約を選択したのだ。ヴィッセルはあのアンドレス・イニエスタが5年間在籍し、UAEへ旅立ったばかり。さらにマタはサウジアラビアから高額のオファーも受けていたようだが、それを蹴って、思い入れのある日本を新たな活躍の場に選択したのである」
プレミアリーグで確固たる実績を積んだマタは、英国のメディアやファンの間でもいまだ人気が高い。イニエスタと同様に日本でのそのパフォーマンスは、欧州でも小さくない関心を集めそうだ。なお神戸は同じタイミングで、ハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイの獲得も発表している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部