【この記事の動画を見る】カルナータカ州マイソールの街中で今月23日、猛毒を持つ
インドコブラが、全長91センチ(3フィート)ほどのニシキ
ヘビを丸呑みする様子が捉えられた。
動画は20秒ほどで、カメラはまず、ニシキ
ヘビを頭から呑み込んだ
インドコブラにズームイン。すでに獲物の3分の1以上が腹の中に納まっているのが見て取れる。
インドコブラはまるで地を滑るような動きを見せており、ニシキ
ヘビを10センチほど吞み込むと一度休憩し、再び勢いをつけると、体をくねらせるようにして前進。獲物はあっという間に呑みこまれていくのだった。
なお
インドコブラは、伸縮性のある柔軟な顎を持っており、体の太さがほぼ同じくらいのニシキ
ヘビであっても呑み込むスピードはかなり速い。
実はこのニシキ
ヘビ、攻撃された直後にコブラに噛まれ、毒が回って息絶えており、
インドコブラはまるで鱗の生えたソーセージでも呑み込むようにいとも簡単に平らげたのだった。
別名「メガネ
ヘビ」と言われる
インドコブラは、フード背面に眼鏡のような模様があるのが特徴で、オンライン動物百科事典『Animalia Bio』によると、
インド全域やパキスタン、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、アフガニスタンに生息し、体長は1〜1.5メートルとのことだ。
南アジアの四大毒蛇の一つで、気性は荒く、獲物に噛みつくと牙から毒を注入し、獲物が麻痺するか死ぬのを待って丸呑みにする。人が襲われて死亡するケースも報告されてはいるものの、
インドでは神聖な
ヘビとして保護されているそうだ。
一方で丸呑みされてしまったニシキ
ヘビだが、米ニュースメディア『New York Post』によると、以前は
インドニシキ
ヘビの亜種と言われていたビルマニシキ
ヘビだという。毒はなく、大きくなると全長5メートルを超えるが、
インドコブラに襲われた個体は小さなもので抵抗する間もなかったようだ。
ちなみに今年6月にはオーストラリアで、大型のニシキ
ヘビ「スクラブパイソン(またはアメジストパイソン)」がワラビーを締め付けて窒息させ、頭から呑み込む姿が撮影された。スクラブパイソンは毒を持たず、獲物に噛みつくと体に巻き付いて締め付け、窒息させて丸呑みにするという。
画像2、3枚目は『NewsFirst Prime 2023年7月24日付Twitter「Visuals of a snake gobbling up another snake in Mysuru have gone viral.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)