「暑いなか、夏休みに行ったんだよ。城が試合をやるからっていうんで。でも、どこにも城がいないんだよ」
お目当ての超高校級ストライカーは、グラウンドではなく、部室として使っていた建物の中にいた。
「城が裸になって、下級生がこうやって(風を送る仕草)やってるわけよ。いやいや、お前のパフォーマンスを見に来て、わざわざ...」
苦笑いする城氏が「何で俺、出てなかったんですかね」と首をかしげる。西野氏は「日頃の城の姿勢を見てたら分かるね、だいたい」と表情を緩め、「たぶん、この炎天下のなかでは、やりたくないんだろうなと思った」という。
結局、鹿児島まで行った目的は果たせず、「残念な印象があった」が、それでも城氏をチームに招集。「ストライカーとすれば良いものを持っている」と評価し、ユース代表から五輪代表でも共闘していくことになった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部