しかし、いちいち計算して入力するとなると、面倒なのはもちろん、計算ミスをする可能性もあがる。
そこで、利用したいのが「DATEDIF関数」だ。
DATEDIF関数を利用することで、自動的に年齢を入力することができる。
この関数を使えば、計算の手間が省けるのはもちろん、入力済みの年齢を常に自動更新してくれるので、入力し直す必要がないのも大きなメリットだ。
今回は、DATEDIF関数を使って生年月日から年齢を入力する方法をご紹介しよう。
■「DATEDIF関数」で生年月日から年齢を入力生年月日を基準に年齢を求めたい場合は、以下の手順でDATEDIF関数を使おう。
最初の値が入力されたら、あとはオートフィルで一括入力できる。
1.入力するセルを選択
この表の場合、A列に氏名、B列に生年月日が入力されている。B列の生年月日から、DATEDIF関数でC列に年齢を入力する。まずは、C列の最初の入力箇所であるセルC2を選択する。
2.DATEDIF関数を入力
セルB2の生年月日を基準にするので、セルC2には「=DATEIF(B2,TODAY(),"Y")」と入力して、「Enter」キーを押す。
3.入力データを確認
セルC2に年齢が入力された。
あとは、マウスポインタをセルの右下角に合わせ、十字アイコンになったらクリックし、入力範囲(ここではセル「C8」)までドラッグすればいい。
4.指定範囲に年齢が入力される
このようにドラッグした範囲まで、一括で年齢が入力される。入力した年齢の値はブックを開いた時点で自動的に更新されるしくみだ。
年齢の自動計算は、
Excelだからこそできる便利な機能だ。
データは自動更新されるので、作成から年月が経過しても修正する必要がない点も大きなメリットだろう。
今回ご紹介した方法で、入力作業の時短に役立てよう。
執筆:しぶちん(ITライター)