同社は、1995年にインターネット事業を開始してから20年あまり、その事業の中心に置いている
渋谷エリアを「IT分野における世界的技術拠点」になるよう、幾つかの取り組みを見せている企業の一つだ。今回においては、実用化に向けて動き始めている「空飛ぶクルマ」を題材にしていて、熊谷社長は、レベル4の飛行が可能となっている現状を踏まえ「空は、産業的に最大級のフロンティア。その気運を盛り上げていきたい」と来場者に発破をかけた。
▼ 実用化に向かっている「空飛ぶクルマ」を題材にした、熊谷社長
「僕が常に話していることなのですが、産業的には空が最大級のフロンティアだと思っています。もちろん次には、宇宙があります。だが、その宇宙がもの凄いビジネスになるかというと、まだ早い。僕らが頑張った後、次の世代に託すスパンになると想像します。海中も可能性は凄くあるけれどコストが掛かります。でも、空を見てください、地上は、人とクルマで溢れていますが、この
渋谷においてもガラガラですよ」
「空をテクノロジー的に飛べる時代へと近づいていて、法規制とか市民感情などの調査を進めています。あとは本気になるかどうか、やる気の問題です。皆んなでその気運を盛り上げていきたいなと思っています。今日がその第一歩になれば嬉しいなと思っています」と熱く語ってみせた。
やる気の問題だと、迫られた長谷部区長。「国交省とか色んな壁がありますから…」とたじろぐ様子も見せたが「でも、ここ
渋谷が人々を魅了する街であり続けるために、新しいことに常にチャレンジする必要はあると思っています」とキッパリ返した。
続けて「これから、そのビジネスも増えるはず。その企業の集積地が
渋谷になれば、街の活性化につながります。それはとても嬉しいことなので、我々に出来ることを頑張ります」と口にしていた。
▼ (左から)
渋谷区長・長谷部健氏、熊谷社長
今回の催しは、テーマとして「
渋谷から未来を変える、
渋谷の未来をブーストする!」という文言を知らせていて、「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発するSkyDrive・福澤 知浩社長、西村博之(
ひろゆき)氏らに多くの実業家を招いて、パネルディスカッションも同じ会場で実施していた。
■関連リンク
・
『GMO 渋谷FUTURE 2023』…案内WEBページ